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「読むと心が軽くなる」「蛭子さんなのに、またいい話してる」「安定の競艇オチ」……とネット上で話題を呼び、たちまち4刷というヒットとなった単行本『蛭子能収のゆるゆる人生相談』(光文社・630円+税)。その好調な売れ行きに、「え、あの本が?信じられない……」と驚く蛭子能収(68)が、本誌読者からの相談に答える!

 

【Q】「最近、52歳の夫がキレやすくて困っています。私だけならまだしも、この前は、電車で、席を詰めない若い女性にキレていました。男の人は、年をとるとキレやすくなるのですか?蛭子さんはどうですか?」(サンタマリアさん・49・主婦・東京都)

 

【A】「キレる材料を探すより、楽しむ糸口を探せ」(蛭子能収)

 

オレも満員電車に乗っているときに、スマホをいじっている人に「ここで、それ見たいかな」と邪魔に思うことも。でも、オレは口にしませんよ。相手が怒ってくるのが怖いし、電車を降りれば終わりですから。それよりも満員状態で体がよじれている自分を楽しんで、そこだけくりぬいた姿を想像してニタニタしています。

 

この夫がキレるのは想像力がないからです。その相手とケンカになったり、殺されてしまうことも。そんな夫は事件を起こしやすいから注意したほうがいいですよ。

 

そんなオレでも30歳くらいのとき、ファミリーレストランで注文したサラダが来なくてウエートレスを怒鳴ったことがあります。でも、最近はウエートレスの仕事ぶりよりも、おばさんなのにミニスカートをはいていたり、妙に明るい接客をする人を見ると、“旦那さんが死んで働いているのかな”とか“子供に何て言われているのかな”と妄想を膨らませています。何かキレる材料を探すよりも、楽しみを見つけたほうがいいと思いますよ」

【『蛭子能収のゆるゆる人生相談』たちまち4刷&電子書籍化!】

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建前だらけの世の中に、疲れ果てたらこの1冊! 当コラムをまとめた“きれいごと、ゼロ”の単行本『蛭子能収のゆるゆる人生相談』(光文社・630円+税)好評発売中です。

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