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すっかり春がやってきました!わが家の菜園はお花畑状態。野菜たちが種を宿すために一生懸命お花を咲かせています。
こちらはダイコンのお花。うすむらさき色の繊細な花弁が特徴的で、ほんのり甘い香りがします。

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こちらはアカエンドウのお花。これからグリーンピースとして実ります。あと一ヶ月もしたら収穫できるので楽しみです!

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すっかり春となったいま、発電が順調です!太陽の位置が高くなり、光のパワーも増して、日照時間も長くなって、電氣富豪な日々が戻ってきました!

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二回目の冬を経験して分かったことは、冬至から立春までの約二か月間を上手く乗り切れば、あとの十か月間は問題なく過ごせるということ。太陽が低く、光も弱く、日も短いというトリプルパンチをくらうのがこの二カ月間。しかも、寒い時期なので温め・暖め系の電氣が必要となるため、少ない発電量に対して必要な消費電力量がどうしても多くなります。このような状況の中で生活できる工夫や知恵さえ身につけてしまえば、年間通して電力自給生活は余裕を持って暮らせることをいま実感しています。

さて、先月開催したオフグリッドセミナー&見学会。こちらに参加された方からいただいた質問で、ハッとさせられたことがあります。それは、オフグリッド生活を営むうえでの大切な要素で、いままで見落としてきた点でした。「キッチン内で電力量を減らしていくとなると、どんなことをしたらよいですか?」という質問にお答えしているうちに、思いも寄らぬカタチで浮かび上がった重要ポイントです。今灯はそのお話をさせていただきます。

女性の参加者さまだったのですが、ご主人やお子さまに今すぐオフグリッドを理解してもらうのは難しいので、ご自身が家庭内で電氣と真摯に向き合う姿を見せていくことで理解を得ていきたいとのこと。なんと美しく逞しい心意気なのでしょう!一番関わる場所がキッチンなので、このキッチン内でいかに電氣を減らしていくか、そのコツを教えて欲しいということからいただいたご質問でした。いつものように、「電氣は熱を生むときに電力を使うので、電子レンジではなく湯せん、炊飯器の代わりに土鍋などを使うといいですよ。わが家には電子レンジがありませんが、このようにして暮らせています。」とお答えしました。この回答に対してさらに聞かれたご質問に、思わず目から鱗が落ちます。

「ということは、チカさんはご飯やおかずを冷凍していないのですね?」

確かにしていない!何かを冷凍するということを一度もしていない!こんなに大切なポイントにも関わらず、当たり前すぎて見落としていた!

ご飯を土鍋で炊くと、土鍋に残したままでも二~三日は固くならないので、冷や飯のまま食べたり、軽く湯せんをして食べています。おかずは二~三日で食べ切れる量と夫のお弁当の分を見越してつくっているので冷凍していません。というよりも、電子レンジがないので冷凍したら面倒なことになるゆえ、必然的に冷凍しないのです。もちろん冷凍食品も買いません。一般的なご家庭ではいろいろなものを冷凍してしまうために、解凍や温める作業がどうしても必要になって、電子レンジに頼らざるを得ず、必然的に電力量が増えているということがやっと分かったのでした!これは新たな発見です♪

電子レンジを使わないメリットとは

わたしは電子レンジというものがどうにも好きになれない人間です。きっかけは10代の頃に知った衝撃的な海外のニュース。それは、飼い猫を洗って乾かそうと思い、電子レンジの中にその猫を入れてチンしたら死んでいたという事件…。生き物が死んでしまうようなもので、生き物であるお野菜やお肉を調理することに疑問がわいたのでした。また、数年前に内海聡医師のご著書『医者とおかんの「社会毒」研究』を読んだときに、「電子レンジは電磁波を発生する調理器具で、このとき、食品は急激なエネルギーを与えられ、発ガン性の活性酸素(フリーラジカル)が増大したり、体内で代謝できない物質に変性するなど、目に見えない恐ろしい変化が起こっていることが、多くの研究者から報告されています。……また、旧ソ蓮では電子レンジの使用について多くの研究が行われた際、健康にネガティブな結果が出たため、1976年に国家規模で使用禁止になったことがあります。」と書かれていて、やっぱりカラダによいものではないんだな…と思ったのでした。

電子レンジのない生活を続けていますが、不便だと思ったことは一度もありません。逆にキッチンにはスペースができて空間の有効活用ができますし、電磁波やマイクロ波の影響を受けていない安全なお料理を食べられて安心ですし、冷凍ができない環境ゆえに作り溜めすることがないので、いつも新鮮な食事を食べられて健康的です♪

電子レンジは便利品として一般的に認識されていますが、わたしの目にはとても不便で面倒なものに映ります。柔らかな美味しいご飯やおかずをわざわざ冷凍して固くしてしまうことで、それを戻すためにまた解凍して温めるという時間を費やさなければならないからです。土鍋で炊いておけば柔らかいまま数日間持ちますし、お塩・お味噌・お醤油・お酢・梅干しなどを上手に使って調理すれば、保存のきくおかずとなって長持ちします。それを数日間分の食事やお弁当のおかずとして食べれば、余計な電力や余計な時間や余計な手間は生まれません。本当の便利さとはこちらの方ではないかと感じるのです。電子レンジとオフグリッドすると、電氣代が減る代わりに健康は増して一石二鳥♪ 思い切って電子レンジなし生活にしてみると、こっちの方が便利だった!ということに、きっときづくと思いますよ♪

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