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以前、第51灯で少し触れた『アナスタシア』。わたしの愛読書であり、人生のバイブルです!

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内容としては、シベリアのタイガの山奥で現代文明と関わりをもたずに生きている美しい女性アナスタシアが、叡智とも呼べる言葉で、人間・動植物・地球・宇宙・創造主などについて語っているものです。それらが調和して生きていくための方法や、本来人間が持っている素晴らしい能力や感性、それらを生かして地球を発展させていくことの大切さについて書かれています。ジャンルとしては精神哲学に分類されます。

この本は20年前にアナスタシアに出逢ったロシア人実業家ウラジーミル・メグレという男性が書いたもので、1996年に自費出版されるとロシア中で大きな反響を呼んで広がり、現在では10巻まで刊行されています。その勢いは海や大陸を超え、いまでは世界25カ国で翻訳出版され、1,100万部を突破しています。

わたしは子どもの頃から、この世界はどのようにできているのか、人間の役割とは何なのか、なぜ生まれてきたのか、わたしとは何なのかについて熟考する癖があります。セラピストとしての道を歩み出すと、その探究心に火がついて、医学に加えて哲学や宗教に関する本を読むようになりました。わたしは特定の宗教団体に属していませんし、特定の宗教も信仰していませんが、今までの疑問が晴れることを期待して、聖書を読み、牧師のもとで学んだこともありました。

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しかし、残念ながら心に響くような納得できる答えを導けませんでした。そんなわたしにとってこの本は、長年知りたかったことがわかりやすく温かく説明されている、宗教を超えた〝真理〟とも呼べる事柄が詰まった、まさに〝バイブル〟なのです!

読んでいると、DNAに刻み込まれている本来の人間が持っている地球や宇宙に対する愛とでも呼べるような、何か懐かしく熱いものが急に眠りから覚めるような感覚があります。読むたびに自然や地球を大切にしたいという強い想いがカラダやココロの内側から生まれてきます。また、一巻を読んだだけでも引き込まれますが、二巻三巻四巻と読み進めていくと、その内容の深遠さが増して、ぐいぐい引き込まれます。読書が好きなわたしがこんなに夢中になって読んだ本はありません。生涯が閉じるまでに、この本を超える本と出逢うことはないだろうと思っているほどです。

アナスタシアは、現在の世界における家庭、教育、政治、経済、農業などの幅広い分野における問題について話しています。例えば、現在の農業では除草ありきで雑草を抜いたり除草剤を撒いたりしますが、それはしてはいけないことだと言っています。なぜなら、雑草にもそれぞれ役割があり、ある雑草は植物を病気から守り、またある雑草はその植物に補足的な情報を提供するからだと述べています。わが家の菜園は自然農に基づいて雑草ありきの栽培方法をとっていますが、雑草が野菜を育てていることを実感していることを何度かお伝えしてきました(詳しくは第45灯 と第15灯をお読みください)。本と出逢う前からこの栽培方法で育てていたので、アナスタシアが言っていることは正しいことだと感覚的に納得しました。わたしたちが〝当たり前〟〝常識〟〝正しい〟と思ってきたことが、いかに〝異常〟〝非常識〟〝間違い〟であるかがよくわかる、価値観の逆転や大転換が起こる面白い本です。

自然がもたらす恩恵への感謝と共にある楽園のような暮らし

この本の中で述べられている大きな柱となるのが、「祖国」と呼ばれる家(ホームランド)をつくることの重要性です。この祖国とは次のような特徴があります。

・1ヘクタールの土地を自分のものとして持ち、子どや孫やひ孫やその先まで永きに渡って、幸せに暮らせるような空間をつくる
・周りに木や植物を植えて生きた塀をつくり、土地の半分には木を植えて森にする
・野菜や果樹を育てて、永久に食べ物をつくって食べられるようにする(農薬や肥料は使わない)
・最初は家族のために小さな家を建てるが、次の世代やその先の世代からは、祖国の中で育った木を使って家を建てる
・その1ヘクタールの土地は、国が無償提供する
・祖国の中で作られたもの(木製品やジャムなどの食品など)には課税されず、自由に販売することができる

こうしてつくられた祖国(家)は、世代を超えて幸せな家庭が脈々と受け継がれていき、自然がもたらす恩恵への感謝と共にある楽園のような暮らしとなります。いわゆるエディブルガーデンや食べられる森づくりと考えが似ていますが、国の政策と国民の夢が融合した、情熱的でスケールの大きな夢を描いているのがこの祖国づくりと言えるでしょう。ちなみにロシアやその他の国では、この祖国づくりがすでに始まっていて、エコヴィレッジのようなコミュニティがすでに存在しています!

この本を読むと、人間が祖国を持つことで地球環境が元にもどっていくことがよく分かります。また、ひいては戦争なども解決していける可能性までをも持っていることも。それは、わが家がこの家を建てた理由と少し似ています。みんなが自分の家でエネルギーや食糧を自給できれば、エネルギー資源や食糧の奪い合いで起きている現在の戦争がなくなっていくと考えて、まずは自分たちでやってみようということで、このオフグリッド生活が始まりました。アナスタシアを読むと、自給することや自分たちの手で何かをつくったり生みだしたりして生きることは、人間の本質であり、本来あるべき姿なのだと実感します。そして、そのような生き方を選択する(取り戻す)人が増えれば増えるほど、自然と調和した争いのない平和な社会が結果的に自然と表れるのだと思います。

昨年11月には待望の5巻が刊行されました。

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帯には「安保、マイナンバー制度、農業問題への解決策!アナスタシアが新しい国、新しい生き方を提案する。 ここに実現可能な平和がみえる。幸せな未来はあなたとつながっている!」と書かれています。ポスト311社会を生き抜くわたしたちに光をもたらしてくれる一冊です。アナスタシアシリーズはとてもオススメの本ですので、ぜひみなさんも読まれてみてください♪

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