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2016年の夏も終わろうとしています。そんな夏の終わりの楽しみといえばコレ!

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熟れたゴーヤーの中には次の代の種が宿っているのですが、その種を包んでいる赤いトロトロが、甘いゼリーのようなジャムのようななんともいえない美味しさなのです♪口に入れて舐めて種を取り出すのがこの時期の恒例行事。

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種がたくさんとれたので、来年も立派なゴーヤーカーテンができそうです!

 

さて、今年の夏はNASAの気象学者や日本の気象庁が相次いで警告を発していたほど、史上最も暑くなると言われていました。実際、8月に入ってから2週間猛暑日が続き、下旬になっても暑い日が続いています。ところが、わたしは今年の夏が人生で一番涼しく感じ、一番心地よく過ごせました。熱帯夜で眠れない夜もありませんでした。夏のあいだを振り返ってみると、エアコンを一度も使わなかったですし、車のエアコンも使っていないですし、夜寝るときに扇風機すら使いませんでした。はてさてどうしてこんなに暑さに強い人間になったんだろう?今灯はその理由をふたつの観点から推測してみたいと思います!

 

①テレビとオフグリッドして、すりこまれなくなった!

このオフグリッドな暮らしを始めたときに、テレビともオフグリッドしました。ちなみにラジオもなく、新聞もとっていません。よい意味でもわるい意味でも情報が入ってきません。とある夏の日に、近所のカレー屋さんに夫と行ったときのこと。そのお店にはテレビがあって、お昼の情報番組が流れていました。「猛暑」がテーマだったようで、「暑い」「熱中症」「危険」「注意」というキーワードを何回も何回も何回も何回も繰り返していました。久しぶりにテレビを見たわたしたち夫婦は、引っ切り無しに続く一方的な情報のシャワーに唖然としました。

 

テレビを見ていたころを思い出してみると、出勤通学前によく見ていた朝の情報番組では、夏のあいだ「今日も熱いので、十分きをつけてください」とか「熱中症に注意しましょう」など、そんなフレーズをよく聞いていたように思います。多かれ少なかれ毎日〝暑い=きをつける〟ということを聞かされたら、脳も「暑いことは敵だ」と思いこむでしょうし、脳がそう認識すればカラダも暑さに反応しやすくなるのは当たり前。なるほど、こうしてエアコンがないと生きていけないカラダが出来上がるのか!と合点がいったものです。

 

島田洋七さんのご本「がばいばあちゃん」の中で、幼い洋七さんが「ばあちゃん、おなかすいた」と言ったら、「気のせい、気のせい」と返ってくるエピソードがありますが、わが家でも夫が「暑い~」と言ったら、わたしが「気のせい、気のせい」と言葉を返して笑い合います(笑)。情報が入ってこない分、暑いことを怖いことだと思わなくなり、暑さに意識を向けなくなったことで、涼しく過ごせるようになったようです!

 

②家庭菜園で太陽を浴びて過ごすようになって、カラダが強くなった!

雑草のお手入れにせよ、野菜の収穫にせよ、菜園での作業は太陽や風や大地などに包まれて自然の中で働くので、夏らしさを全身で感じながら汗をいっぱいかいて逞しい体になります。

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カラダが外の気温に慣れると、室内が天国のように感じます。作業を終えて軽くシャワーを浴びて汗を流したら、もう十分に涼しくてエアコンをつける必要がなくなってしまいます。そして、日中しっかり太陽の光を浴びて暑さと慣れ親しむと、夜はコロっと寝てしまいます。暑さより心地よい疲れが勝って、エアコンや扇風機に頼らずとも、窓から入ってくる自然な風で十分快眠できてしまいます。しかも、夏の夜は虫たちの美しい音色が素晴らしく、その奏でるBGMはどんな癒しをテーマとした音楽よりも強力です。お布団にカラダを横にして、虫たちの音色を聴いているうちに知らぬまに寝ていて、きづいたら夜明け。そんな毎日になっていました。

 

そのほかにも、家の周りが山や田んぼや畑に囲まれていて、アスファルトやコンクリートの熱さと無縁であることや、ご飯や発酵食品を積極的に食べていて健康的であることなどが理由に挙げられると思います。どの理由にしても、自然に即していることが共通していそうです。ただ、土台となるのは太陽と共に暮らしていることにあると思います。オフグリッドな暮らしでは、どんな太陽の姿であっても無条件で愛おしいんです。夏のギラギラした太陽は、トマトを真っ赤に色づかせてくれて、カボチャを膨らませてくれて、ゴーヤーを鈴なりにしてくれます。また、たくさん発電してくれるので電氣富豪の日々をもたらしてくれます。そうすると、暑い・熱いということすら感謝そのものなので、気に障るということがないんです。

 

職場や学校で苦手な人がいると、気になってしまいますよね。人間とは不思議なもので、嫌だと感じたとたんにその対象が鮮明に意識づけられて、反応するようになってしまうもの。だから、気にしないことが一番!さらにそれを超えて好きになってしまうと、戦う必要がいよいよなくなって、敵は視界から人生からいなくなってしまいます。オフグリッド生活で二回目の夏を経験して、「我が人生に暑さという敵ナシ」の境地まで達することができました!いま、生きるのがとてもラクです(笑)

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