毎週、こどもたちにひとつの“ありふれたモノ”を渡していき、創造される「あそび」をお送りする連載「70㎝の目線」。
今回のモノは、「ビニール袋 」です!
◯ 今日のこども ◯
たーくん (2歳11ヶ月)
好きなもの:納豆、うどん、かけっこ
【観察を終えて…】
ビニールを受け取った後、たーくんは3分ほどウロウロと部屋を歩きまわっていました。
ふと保育者が、ビニール袋に風が入るような動きをしていると、
それを見たたーくんは、いよいよ何かをひらめいたように、空気をつかまえようとしました。
はじめはただビニールに空気をいっぱいにすることだけを考えていたようですが、そのうち、虫を捕まえる・妖精を捕まえるなどと想像力が広がりストーリーが展開していきました!
こどもたちの遊びをじっくりと見守ってみると、“1つのモノ=1つの遊び方”ではないということに気付かされます。
たまにはこどもの真似をして、これまでの経験や概念を手放して、大人の色眼鏡をはずしてみてください♪
まっしろな心で周りを見渡してみると、今まで気が付かなかった「ハテナ」や「わくわく」が見つかるかもしれません。
さて、あなたのお子さんに【ビニール袋】を1枚渡したら、どんな反応をみせてくれるでしょうか?地球環境のためにも、1枚1枚を大切に使って遊んでみてくださいね!
次回の素材も、普段なにげなく使っている生活用品。おたのしみに!
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