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子供の頃、近所のお母さんたちが集まって、わいわいがやがや餃子を作る様子が好きでした。それを家族でつついて食べるのがまた楽しかったなぁ。日本ならば餃子ですが、イタリアだったらニョッキでしょう。うどんを作るのに似ていますが、小さく切ったニョッキをコロコロと手の中で転がして丸くするのはとっても楽しい作業ですよね。

 

今日は近所のお子さんたちを招いて、わたしが先生となってニョッキ作りを指導しました。いちばん年上の息子くん、少し下のミッキーちゃん、その下のシモンくん、の3人が今日の生徒です。ニョッキ作りの醍醐味はやはり、棒状に伸ばした生地を包丁で小さくカットしていき、それをみんなで手でこねて丸くするところですね。テーブルの上に打ち粉をしてやりますから、いちばん小さなシモンくんは顔中真っ白になって大はしゃぎでした。子供たちが料理をたしなむことはとっても大事なことです。私はそれを母から習いました。そんな料理の楽しさを息子に伝えようと、最近は少しでも時間があれば一緒にキッチンに立つようにしているんです。

 

みんなで作ったニョッキが茹で上がり、ソースに絡めて食べる、この瞬間がまた楽しい。半分は茹でてソースに絡めて食べ、半分は日本のお餅みたいにバター醤油で焼いて食べました。とっても美味しかったです! さて、今日はその手作りニョッキに挑戦してみましょう。

 

材料4人分:じゃがいも500g、小麦粉150g、卵黄1個分、塩小さじ2分の1、打ち粉(小麦粉)適量、オリーブオイル大さじ1。

 

ソース材料:パルメザンチーズ50g、生クリーム150㏄、白ワイン50㏄、塩・こしょう適量。

 

まず、大きい鍋に適量の水を入れ、皮を剥かないままのじゃがいもを茹でます。じゃがいもの種類や大きさにもよりますが、茹で時間は大体20〜30分。じゃがいもに竹串を刺してすっと通ればOK。茹で上がったらじゃがいもの皮を剥き、ボウルに入れてフォークなどでよく潰します。そこに小麦粉と塩を加えじゃがいもと混ぜ合わせ、混ざったら卵黄を加えてさらに混ぜます。広い台の上に打ち粉をし、生地が滑らかになるまで手で成形していきます。ここでこねすぎないのがポイントです。

 

※じゃがいもの種類によってニョッキの硬さも変わってきますので、生地が軟らかすぎる場合は小麦粉を足しましょう。

 

生地が手につかず、滑らかになったら4等分くらいの棒状にし、包丁で細かくカットしていきます。1個10gぐらいを目安に。カットした生地を1個ずつ丸め、フォークで柄をつけたら、たっぷりめの小麦粉(分量外)を敷いたバットなどに置いておきます。打ち粉が少なかったり、ニョッキ同士の間隔が狭すぎたりするとくっついてしまうので要注意。

 

ニョッキが出来たら次はソース作りです。まず、小鍋に全ての材料を入れ、沸騰させます。沸騰したら少し火を落とし、全体が少しトロッとなるまで煮詰めたらパルメザンソースの完成。大鍋にお湯を沸かし、沸騰したら塩適量(分量外)とオリーブオイルを加え、ニョッキを投入。2〜3分くらいしてニョッキが浮いてきたら、そのままソース鍋に移してソースとニョッキを絡めれば出来上がり。

 

ソースに飽きたら、焼きニョッキもおすすめです。材料はバター10g、醤油大さじ2分の1(各分量外)だけ。まず、カットしたニョッキをさっと茹で、フライパンでバターを溶かし、茹でたニョッキを焼きます。両面にきれいな焼き色がついたら醤油を全体にかけ、完成です。

 

茹でもよし、焼きもよし! お好みで食べ比べてみてください。

 

ボナペティ!

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