プリント写真の魅力と青春詰まる『世界でいちばん長い写真』
(C)2018 映画「世界でいちばん長い写真」製作委員会

家の中で楽しめるエンタメや流行を本誌記者が体験する“おこもりエンタメ”のコーナー。今回は、今月ブルーレイ&DVDになった、ギネス記録に認定された世界一長い写真のニュースを聞いて書いた小説の映画化作品を紹介。

 

■『世界でいちばん長い写真』Blu-ray&DVD12月5日発売。初回限定版DVD5,184円、通常版DVD4,104円、Blu-ray5,184円、(価格は全て税込み)。発売・販売元/キングレコード

 

思い出すと妙に気恥ずかしくなる、中学や高校時代の思い出。自意識過剰で臆病で、でもときどき大胆になれた10代。淡い恋心やライバル心も入り乱れ、今よりうんとナイーブだった気がします。この映画は、そんな青春の一コマを切り取った物語です。

 

原作は『ストロベリーナイト』で知られる誉田哲也の同名小説。主人公のノロブーこと内藤宏伸(高杉真宙)は、女子部長の三好(松本穂香)に叱られてばかりの写真部の幽霊部員。従姉の温子も姉御肌で、宏伸は命令されっぱなし。

 

そんな引っ込み思案の宏伸が祖父の店で見つけた古い大きなカメラは、360度のパノラマ写真が撮影できる特殊な改造機種でした。ヒマワリ畑の美しい写真を撮って感動したことから、宏伸の瞳は少しずつ輝き始めます。

 

安藤さんという憧れの女子が宏伸の写真に興味を持ってくれて、川べりの道を一緒に歩いて帰るシーンでは、初々しい姿に胸キュン。「世界でいちばん長い写真」という不思議な題名に導かれるように、終盤では渾身の撮影シーンが描かれます。

 

今はスマホで気軽に撮れる時代ですが、プリント写真の魅力も再発見。頼りない宏伸の成長と共に、10代のワクワクをぜひ追体験してみてください。

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