(C)Yuko Higuchi 画像を見る

話題のスポットやエンタメに本誌記者が“おでかけ”し、その魅力を紹介するこの企画。今回はグッチとのコラボレーションや猫のイラストで知られるヒグチユウコ展をご紹介します。

 

■「ヒグチユウコ展 CIRCUS」(3月31日まで世田谷文学館にて開催中)

 

一見すると愛らしい雰囲気ながらも、よく見ると猫にタコの足が生えていたりとホラーな部分もあって、独自の世界観を築き上げているヒグチユウコ作品。今回はヒグチ氏初の大回顧展。20年におよぶ画業の中から約700点が一挙に公開されています。なので2階の展示会場へ行くと、所狭しと並べられた作品の量に圧倒されます!

 

ヒグチ作品の特徴のひとつに、動物の毛並みや皮膚の感じ、人間の髪の毛の流れなど、緻密に描かれた線の様子が挙げられますが、それを堪能したくて思わず作品に顔を近づけてしまう記者。周りの皆さんも同じように顔を近づけていました。観覧客の平均年齢はかなり若め。若者層からの支持の強さがうかがえました。

 

会場の一角には’14年の絵本デビュー作『ふたりのねこ』から’18年の最新作『ほんやのねこ』の原画もあって、ねこねこねこ……とねこの嵐に思わず顔がほころぶことも。1階のキャラクターのパネル類が並ぶスポットも要チェックです。こちらは写真撮影も可能。会場のみの限定グッズが並ぶ物販コーナーも、かなり混雑していました。

 

数もさることながら、不思議な世界にぐっと引き込んでしまう作品の魔力。その世界をぜひ体験してみてください。

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