フランスの男女に学ぶ“生涯現役”の生き方(JINSEIのスパイス!第32回)

【今週の悩めるマダム】

離婚から9年、シングルマザーとして2人の息子(成人)と生活しています。しかし先日、意見の食い違いでつかみ合いの兄弟ゲンカになってしまい、2人とも出ていくことになりました。当時は別居するのがベストだと思っていましたが、いざ息子たちがいなくなると思うと悲しくて仕方ありません。(大阪府在住・40代主婦)

 

お気持ち、よくわかります。うちの息子も今、15歳ですから。シングルファザーとしてがむしゃらに頑張ってきたこの6年間。子どもが成長する喜びはある半面、息子が巣立った後はどうするのだろう、と考えるとやはり寂しくなってしまいます。子どもが小さかったころは考えもしなかったのですが、還暦を目前に控えた最近では“独居老人”になる不安を覚える毎日です。

 

でも、子離れは遅かれ早かれやってきますし、巣立ちたいと思っている子どもをいつまでも束縛するのはよくありません。彼らにも彼らの人生があるのですから。「子離れは、新しい人生へと踏み出すための第一歩」と捉えてみてはどうでしょう? 子どもたちが外の社会に出ていくことはとっても健康的なことです。ずるずる長く一緒にいるとますます子どもに頼ることになります。子どもたちもお母さんに甘えっぱなしになってしまいます。別居すべきかどうかというよりも、精神的な独立をしたほうがいいでしょう。

 

人生百年時代と言われる今、余生の方が長いわけです。息子さんは2人とも成人されているのですから、彼らを大海原に放してあげましょう。それは同時に、人生の第二幕の始まりでもあります。子離れをすることで、奥様の新しい人生が訪れるということなんですよ! 何より、あなたはまだ40代です。40代といえば人生も恋愛も何もかもがこれからの年齢じゃないですか。フランスでは男性も女性も自立して生きてはいますが、死ぬまで男も女も捨てることはないんですよ。彼らは生涯現役。40代でシングルなら、息子たちをさっさと追い出して、ご自身のこれからを模索してみてください。

 

別に、恋とかじゃなくてもいいと思います。お互いのことをわかり合えるソウルメイト(異性じゃなくてもいいと思う)を作って、その人となんとなく一緒に楽しみながら生きてみてはどうでしょう? 恋や愛と思うと気が重いかもしれませんが、もっと最初は気楽に。なにか新しい出会いを求めて外に出てみるのがおすすめです。思い切って違う感じのルージュをつけてみるとか、普段着ないような少しカラフルな色の服を着てみるとか、人の集まる場所にどんどん出ていき、同じようにひとりで生きている人たちと仲良くしてみたらいいんです。

 

まず、気が合う友人を探すのが先決。それはそんなに難しいことではありません。もちろん、お子さんたちも応援してくれるでしょうし、みんなで集まる機会も増えるでしょう。楽しい人生をイメージしていきましょうよ。実は“シングル”という言葉、僕は嫌いなんです。世界は無限に広いし、あなたの味方は大勢いるんですから、決してシングルなんかじゃない。もっとウキウキしてご自分の新しい人生を楽しんでください!

 

【JINSEIの格言】

人生百年時代、残りの60年を孤独に生きるのと、60年もあるんだからここから人生立て直して恋でもしてみようかな~、と思うのとどっちがいいでしょう? 断然、後者だと思いますよ。

 

この連載では辻さんが恋愛から家事・育児、夫への愚痴まで、みなさんの日ごろの悩みにお答えします! お悩みは、メール(jinseinospice@gmail.com)、Twitter(女性自身連載「JINSEIのスパイス!」お悩み募集係【公式】@jinseinospice)、またはお便り(〒112-0811 東京都文京区音羽1-16-6「女性自身」編集部宛)にて絶賛募集中。 ※性別と年齢を明記のうえ、お送りください。

 

以前の連載「ムスコ飯」はこちらで写真付きレシピを毎週火曜日に更新中!

関連カテゴリー:
関連タグ: