最悪の想定をしておけば人生はもっと楽になる!(JINSEIのスパイス!第34回)

【今週の悩めるマダム】

私は54歳、夫は40歳。14歳の年の差夫婦なのですが、磯野貴理子さんの離婚報道を見てから不安な毎日を送っています。うちにも子どもはおらず、いつ夫が貴理子さんのご主人同様「やっぱり子どもがほしい」と言ってくるか気が気ではありません。若いコとの浮気くらいは覚悟の上ですが、離婚は避けたいです。(埼玉県在住・54歳主婦)

 

僕はパリで暮らしていることもあり磯野さん側の言い分しか読んでいませんが、離婚の可能性も分かっていて彼女は結婚したんだと思います。“姉さん女房”なので、彼の幸せを考えたとき「それでいいんじゃないの」と自ら身を引いたのではないでしょうか。磯野さんとは直接の面識はありませんが、いつも番組を拝見していました。その豪快で底なしに優しいお人柄が読み取れますし、今回の件でさらに共感できるところが増えました。奥様の場合はご自分のほうが14歳も年上ですから、やはりご主人のほうが甘える関係性なのかもしれない。奥様がご主人に対して年上の妻として接することが多いなら、尚更気にされておいたほうがいいかと思います。

 

僕は『サヨナライツカ』という小説の冒頭に「人間は常に傘を持って生きなければならない」という一言を添えました。“そうなるかもしれないな”という直感は、残念ながら大体当たるものです。“浮気されるかもな”と思うと浮気されることもあります。浮気くらいなら覚悟の上と書かれていますが、そういう気配を少しでも感じているならば、最悪のケースも起こりえると多少の自覚もあるわけで、ならば余計に覚悟を持たれたほうがいいでしょう。覚悟を持つことで、いかなる事態が起きても心の準備をすることができます。不安ばかり抱えて生きていても人間はどうにもなりません。1人で生まれて1人で死んでゆくのが人間の定めですから。運命というものを人間がコントロールすることも不可能です。

 

離婚を何度も経験したからか、僕は“どんなに信じられないことでも起きる可能性がある”と常に考えながら生きるようになりました。いつ何が起きてもおかしくない世界なのだから、人生の傘と杖は持っていようと心に決めているのです。そして、もうひとつ大事なことは“愛した人に何が起きても許してあげる”という優しさです。もし磯野さんと同じ状態になったとしても、ご主人を許すという気持ちが奥様を救うことになるでしょう。このような覚悟を再確認された上で、もう一度ご主人と向き合ってみてください。いまよりもっと大きな愛で包み込んでください。奥様が選ばれた方ですから、きっと間違いありませんよ。年齢とか性別とか、そういうものから人間は解放されるといいですね。たくさんの愛を注いで、たくさんの愛をもらいましょう。まずは不安よりも、いまこの瞬間の愛が大事です。今日しかない、くらいの勢いでご主人を愛してください。その愛がある限り大丈夫。ただし、奴隷にならないように。常に対等じゃないとダメですよ。そして、こっそりと傘を隠し持っていてください。折り畳み式の傘のほうが隠しやすいかもしれませんね(笑)。

 

【JINSEIの格言】

離婚を何度も経験したからか、僕は“どんなに信じられないことでも起きる可能性がある”と常に考えながら生きるようになりました。奥様も、“人生の傘”を持っていてください。

 

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