店主の人生も、食材の歴史も…アジア9カ国屋台ドキュメンタリー

家の中で楽しめるエンタメや流行を本誌記者が体験する“おこもりエンタメ”のコーナー。今回は、寒い冬は家でぬくぬくする予定の人に『ストリート・グルメを求めて』をご紹介します!

 

■Netflixオリジナルシリーズ『ストリート・グルメを求めて』独占配信中

 

本作は、アジア9カ国のストリートフード=屋台をテーマにしたドキュメンタリーです。混沌としたアジアの街並みの映像とともに、人気屋台のシェフが登場します。

 

名物料理のほかに描かれるのは、シェフの半生。多くが貧しい家庭の出身ながらも、一代で成功をおさめるのです。シェフの自宅映像、回想インタビュー、労働中の姿などからそれらが展開されていきます。

 

そして厳しい規則で屋台が縮小されていくバンコクや大阪、地域住民の胃袋を支えるため屋台が活躍するデリーやセブ島など、各国の屋台事情も垣間見られます。状況がどうであれ共通しているのは、屋台は地域の食文化を反映していること、伝統を引き継ぎ未来へつなぐ役目を果たしているということ。

 

食物史学者などの専門家が国の歴史と屋台料理の関係も説明していくので、さらに深く掘り下げられていきます。ホーチミン(ベトナム)のバインミーは、パンがなかった地にフランス入植者が持ち込み、独自の屋台メニューへと変貌を遂げていった、などなど。

 

おいしそうな料理、店主の人柄と語られる半生、美しい映像にBGM……と、上質な映画を見たような気分になれるシリーズ! アジアの活気を最高のスパイスに楽しんでみてください。

 

「女性自身」2019年12月24日号 掲載

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