大反響の「ゆるゆる人生相談」を一挙108本収録した、世界一ゆるい自己啓発本『笑われる勇気』(光文社・900円+税)も発売中の“世界一ゆるい70代”となった蛭子能収(72)が、読者からの相談に答える!
【Q】「近所のAさんは、自治会のお金を流用している疑いがあります。『Aさんはお金を返さない』という話も聞きました。証拠もないし、忘れたほうがいいのでしょうか?」(嫌なことは見ないふり?さん・49・家事手伝い・山口県)
【A】「嫌なことは忘れよう。オレも雀荘で逮捕されたことは忘れました」(蛭子能収)
忘れたほうがいいですよ。不安が広がっている今は、他人のやることが気になるかもしれません。確証がないなら、人をおとしめるよりも自分のことを考えたほうがいいですよ。
しかも、相談のハガキには「余った82円切手の使い道を思いつかず」と書いてありますが、悩みを打ち明けるより、懸賞とか何でもいいから82円をいかに“増やす”かということに努力を傾けたほうがいいですよ。
オレがギャンブルをするのは、金を少しでも増やしたいと思っているから。だから、勝ったときに一緒に行った人にご祝儀を配る風習が嫌いです。でも何人かで行ったときに予想が当たることが多くて、暗い気持ちになります。最近はお金を賭けない健康麻雀をしていますが、お金が増えるチャンスがないから面白くありません。
麻雀といえば、黒川検事長が賭け麻雀をしてニュースになりました。マスコミからコメントを求められましたが、オレが賭け麻雀で逮捕されたのは22年前のこと。忘れたほうがいいことなのでお断りしました、テヘッ!
「女性自身」2020年6月16日号 掲載
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