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大反響の「ゆるゆる人生相談」を一挙108本収録した、世界一ゆるい自己啓発本『笑われる勇気』(光文社・900円+税)も発売中の“世界一ゆるい70代”となった蛭子能収さん(73)が、読者からの相談に答える!

 

昨年7月、蛭子さんは、『主治医が見つかる診療所』(テレビ東京系)で、アルツハイマー病とレビー小体病を併発している初期の認知症であることを公表した。

 

【Q】「離婚後、心機一転、上京して契約社員をしていましたが、コロナ禍で契約解除に。いまだ仕事もなく、孤独に生きています。この先どうやって生きていけばいいかわかりません」(ファンタジスタ森さん・37・無職・東京都)

 

【A】「『ひとりぼっちを笑うな』と言ったものの、やっぱり孤独は嫌」(蛭子能収)

 

生きていれば絶対いいことがあると思うんですよね。(マネージャー〈以下、マ〉「7年前に『ひとりぼっちを笑うな』を出版してから、蛭子さんはひとりでも大丈夫というイメージを持っている人がいます」)

 

でも、オレは、やっぱり孤独は嫌です。本当に寂しいですからね。(マ「前妻を亡くされて、再婚までは本当に孤独でしたね」)競艇やマージャンをしても全然おもしろくない。勝っても負けても共有する人がいないのはむなしいだけ。でも、好きでもない友達を無理やりつくって、その人が毎日いるようになったらホント困ります。

 

(マ「蛭子さんは耐えられなくて『女性自身』のお見合い企画をやってもらって今の奥さんと知り合ったんですよ」)あっ、そうやった。だから、ひとりぼっちという自分をちょっと上から(俯瞰して)見ながら、いつか、なにも遠慮せずに話し合える相手が現れると思っていればなんとかなりますよ。

 

それにしても『女性自身』もたまにはいいことするんですね。

 

「女性自身」2021年2月23日号 掲載

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