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その霊能力のために、楽屋では霊視を求める先輩芸人たちが行列をつくることもあるという、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属の“霊がよく見える”ピン芸人・シークエンスはやとも(29)。『ポップな心霊論』は、そんな彼が人生で見てきた霊たちや霊現象などを紹介していくコラム連載!

 

【大正時代の幽霊たちが盛り上がってます】

 

心霊友達と3人でご飯を食べに行ったとき、「最近、大正時代の人らしき幽霊たちが活気づいてる」という話題で盛り上がりました。

 

実は最近、袴姿の女性やスーツに帽子をかぶった男性など、いかにも大正時代って感じの格好をした幽霊をよく見るんです。しかも、死んでいるのに変なんですが、ちょっと元気そうなんですよ(笑)。

 

ただ幽霊には、この世にとどまれる「期限」があるみたいで、基本的に古い時代の人たちはほとんど消えてしまうものなんです。

 

だから、どうして今になって大正時代の幽霊が見えるようになったのか、3人で理由を分析したところ、『鬼滅の刃』の影響かもという結論に達しました(笑)。

 

最近、いたるところで大正時代風のイラストだったり、グッズだったりを見かけるようになったおかげで、「期限」が近づいてほとんど消えかかっていた大正時代の幽霊たちが、その勢いに乗って復活してきたんじゃないかなと。

 

そう考えると、落ち武者とか侍の幽霊を見る人が多いのも納得なんですよ。戦国時代って、マンガやドラマで題材にされやすいですから。突拍子もない説に聞こえるかもしれませんが、意外とありえるんじゃないかと思います(笑)。

 

【PROFILE】

シークエンスはやとも

1991年生まれ。吉本興業所属。『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)などで見せた芸能人の霊視も話題に。自身のYouTubeチャンネルでも心霊話を配信中。昨年8月には本連載をまとめた初の著書『ヤバい生き霊』(光文社)が発売された。

 

「女性自身」2021年3月9日号 掲載

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