晴明を演じるマーク・チャオ(左)と博雅を演じるダン・ルン(右)。凛々しく整ったお顔立ち。 画像を見る

家の中で楽しめるエンタメや流行を本誌記者が体験する“おこもりエンタメ”のコーナー。

 

韓流に負けず美男美女がいっぱい出てくる華流の映画やドラマ。その中で、日本の原作を中国ファンタジー史劇として映画化したNetflix映画『陰陽師:とこしえの夢』が、今大きな話題です。

 

■Netflix映画『陰陽師:とこしえの夢』独占配信中

 

狐を母に持ち、妖魔を式神にする陰陽師の晴明(チンミン)は、天都城に封印されている禍の大蛇が目覚めると聞き、師匠の遺言に従って託された剣を手に東へ。そこに、博雅(ボーヤー)や阿瀧(アーロン)という法師が集結します。

 

宮廷では鶴守月(ホウショーイェ)という法師が長らく女帝や公王(皇帝の娘)を守っていましたが、ある秘密が明らかとなり、ついに大蛇が暴れだします。

 

今をときめく華流男優たちが勢ぞろいし、ワイヤアクションたっぷりに戦うシーンは劇画チックで、超クール。晴明に仕える式神たちもこれまたルックス抜群で、記者は思わずそれぞれの俳優名をチェックしてしまいました。

 

中国の古い城下町がまた美しく、かつて記者が旅行で訪れた西塘(シータン)という町によく似ていました。「ああ、海外旅行に行きたいなあ」と思わずため息。

 

つい、ビジュアルばかりに目を奪われますが、ストーリーはかなり複雑。何と何の戦いなの? と何度も混乱しますが、途中から「そっか、これはBL(ボーイズラブ)なんだ!」と気づきました。そう思って見ると、全く違った深い愛の物語に。エンディングの言葉に思いが集約されています。

 

(文:西元まり)

 

「女性自身」2021年4月6日号 掲載

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