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2020年7月、認知症であることを公表した蛭子能収さん(73)。その近況や今の思い、妻・悠加さんの“介護相談”も収録した『認知症になった蛭子さん〜介護する家族の心が「楽」になる本』(光文社・定価1,320円)も発売中の蛭子が、本誌読者からの相談に応える!

 

【Q】「私は、今、とってもつらく、闇の中にいます。死ぬことすら考えています。すべて父のせいです。お金には恵まれています。でも、これから先の人生を考えると……、生きていくのが嫌になりました」(匿名希望さん・新潟県・無職)

 

【A】「死んだことがないからわからないけど、たぶん生きているほうが楽しいはず!」(蛭子能収)

 

これまで一度も死んだことがありませんけど、オレは、死ぬよりも生きているほうが楽しいことがあると思うんですよ。

 

でも、チャラチャラした回答はしにくいですよね。お父さんと何があったかわかりませんが、やっぱり、生きていれば楽しいことがあると思うんです。もしかしたら楽しくないかもしれないけど、楽しいと思うしかありません。

 

それにオレは死ぬのがすごく怖いんですよね。(マネージャー〈以下、マ〉「子どものときに流れ星を見てから死が怖くなったんですよね!」)あ、そうそう! 死ぬときは、流れ星のようにフッと消えちゃうのかなと……。

 

そういえば、オレは認知症になってから、流れ星なら、もう輝いていない状態かもしれませんね。(マ「そんなことないですよ。『認知症になった蛭子さん』も出版したし、何歳になっても仕事をしたいと思えることはすごいです」)

 

あ、そっか。じゃあ、オレは“認知症の星”になって、もっと稼がせてもらおうかな。

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