眞須美被告は、逮捕以前まで子供たちには複数の習い事に通わせるなど、教育に力を注いでいたという。
幸子さんの高校受験では、当初受験する予定だった学校名を伝えたところ、難色を示したそうだ。

「最初に行こうとした学校を伝えたら嫌がりました。お母さんはもっとレベルが上の高校に行ってほしいようでした。それでおもいきって志望校を○○高校にすると言ったら、すごく喜んでくれたので、なんとか合格しようと心に決めました。
それで昨年の10月から猛勉強をはじめたんです。食事とトイレ以外はほとんど勉強という生活でした。担任の先生からは『諦めろ』と言われましたが、何クソと思って頑張った。先生を見返してやろうという思いと、拘置所にいるお母さんを喜ばせてあげたい気持ちが力になりました。そしてなんとか合格。先生に報告したらビックリしてましたね(笑)。お母さんにはすぐに手紙で報告しました」

とは、幸子さん。
大好きなテレビを見るのを5ヵ月間ガマンしたという頑張り屋さん。
それもこれも、母親のぬくもりをまったく記憶していない幸子さんが、眞須美被告の喜ぶ顔が見たい一心で成し遂げた、初めての“親孝行”だった。

続きは明日シリーズ人間【林眞須美和歌山カレー事件・林家の10年毎日更新

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