● もし死刑が確定したら、そこから本当の戦いが始まる!

「いまは上告審がどっちに傾くかわからないから自粛して、弁護団の言うとおりにやってます。だけど、もし死刑が確定したら、私もバンバン出て行きますよ。また逮捕されるかもしれませんが、嘘をでっち上げて一人の人間を死に追い込むというやつは、わしの場合は許せんからね。そういう意味で、これからが本当の戦いが始まるんやな、と思ってます」

4月21日、最高裁で判決が下されるわけだが、これまでの例から、一審、二審の判決を最高裁が覆すということは、まず考えにくい。もちろん、健治さんも状況はよくわかっている。だからこそ、本当の戦いが始まるのだという。

「それはどういう意味かというと、いままでは刑務官の足音を気にせず聞いていた眞須美が、これからは毎日生死の問題になってくる。あの足音が私の前で止まらないかと…毎日が恐怖の連続です。お迎えだったら、それで終わりですからね。僕らもこれから8時30分~9時の間にかかってくる電話にはドキッとしますよ。『眞須美さんは本日朝に刑が執行されました』という電話が入ってくるかもわからないわけです。だから、本当の意味での戦いは、まさにこれから始まるのです」

シリーズ人間【林眞須美和歌山カレー事件・林家の10年更新中

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