自殺した角田美代子 留置場同房女性が証言した「監視の穴」

「角田容疑者が情緒不安定になったのは10月以降と報じられていますが、実際はそれ以前から兆候がありました」

と語るのは、尼崎連続変死事件の主犯“鬼女”角田美代子容疑者(64)と兵庫県警本部の留置場で、処分保留で釈放されるまでの約2週間、同房だった浜崎純子さん(仮名)。

1212日早朝、角田容疑者は、留置場で就寝中、布団の中でシャツの両袖を首に巻いて自殺した。角田容疑者を「オカン」と呼び、寝食を共にした浜崎さんは誰よりも先に“異変”に気づいていた。

「精神安定剤などを服用する女性が多いなか、全く服用しないほど図太かったオカンは、変死事件の取調べが始まり出すと同時に、明らかに様子がおかしくなったんです。取調べ後は、房の隅っこで小窓をぼおっと眺めて放心状態。俯いたまま、暗い表情で『もう、あかん』と、ひとり言を呟くこともありました」

浜崎さんによると、女性用の留置場(3部屋)には、責任者が1人。実際は、30歳前後の女性看守が6人体制で、巡回していたという。

「日中はペアで見回りをしているのですが、午後9時から翌朝7時までの就寝時間は、1人だけでした。夜中、看守が廊下の席に座ったまま、舟をこぎながら居眠りしていたのを、何度か目撃しました」

留置場で1年以上を過ごした角田容疑者は、自殺できるスキを伺っていたのだろうか。