「あの日、橋下氏は番組が始める前からかなり気合が入っていて『今日は徹底的にやりましょう』と戦闘モードでした」と語るのは、ジャーナリストの大谷昭宏氏(67)だ。

 

6月23日に行われた東京都議会選挙。夏の参院選の前哨戦となる大事な局面だったが、従日本維新の会は、共同代表の橋下徹大阪市長(43)の従軍慰安婦発言を巡る騒動で議席を3議席から2議席に減らした。

 

そんな彼は、6月15日放送の討論番組『たかじんNOマネー』(テレビ大阪)に呼ばれた際、『小金稼ぎのコメンテーター』と出演者を痛烈に批判。これに水道橋博士(50)が激怒し、番組を降板する事態になったことは記憶に新しい。同番組に出演していた大谷氏は“舌戦”の舞台裏についてこ振り返る。

 

「番組終了後も彼は一見すると普通でした。ただあの人は、本心が正直に態度や表情に出る性格。だから会話はいつもと変わらないものの、どこか『しまった』という表情をしていましたね。水道橋博士が退席する際、私が橋下氏に『発言を撤回する気は?』と聞いたときもそうです。彼は『ない』と答えましたが、モニターを見ていたスタッフによると、目が泳いでいたそうです」

 

実は大谷氏、橋下市長とは10年以上の交流があるという。大阪知事選出馬前は、揃って朝のワイドショーに出演し、新幹線やホテルも共にした仲。数年前までは食事にも出かけていたという。そんな“旧友”に彼はこう苦言を呈す。

 

「そもそも小金稼ぎ発言は慰安婦問題と何の関係もない。ただの非礼な発言ですから撤回すればいいんです。でも彼はそれをしない。彼の発言が彼自身を、そして日本維新の会を追い込んでいるんです。このままだと、彼は沈没していくと思います。政治家としてあまりに未熟なんです。言葉をかけるとしたら『慣れないことはおやめなさい』ということ。もし政治家をやりたいなら、もう少し勉強した上で再度挑戦するべきです」

 

口は災いのもと。橋下氏はそれをまず学ぶ必要がありそうだ――。

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