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「講演のタイトルが『ファーストレディとして』だったのに、自分はお酒が大好きで、各地のお酒を集めて自分の居酒屋で出しているとかそんな話ばかり。保護者のお母さんや子供に役立つような話が聞けると思っていたので、だいぶ期待はずれでした」

 

そう語るのは安倍昭恵夫人(54)が大阪・塚本幼稚園で行った講演を聞いた保護者のひとりだ。昭恵夫人は、この塚本幼稚園を経営する森友学園が創設しようとしていた小学校の名誉校長を8日辞任した。国有地の格安払い下げなど森友学園問題は国会でも取り上げられ、昭恵夫人と学園との“蜜月”ぶりから安倍首相にも火の粉が降りかかっている。

 

「昭恵夫人はファーストレディになって以降、反原発を唱える市民運動家が経営するバーに通ったり『大麻文化』を取り戻したいとフェイスブックに書き込んだり。あげくの果てはバーで酔っ払ってミュージシャンにキスしたと報じられるなど物議を醸してきました」(政府関係者)

 

彼女の自由奔放ぶりは最近、ますます拍車がかかっているという。たまりかねた首相は昭恵夫人に東京・神田で経営する居酒屋『UZU』閉店を懇願したという。政治部記者が語る。

 

「『UZU』は首相が再登板する直前の12年冬に昭恵夫人がオープンさせたのですが、このときも周囲の反対には耳を貸しませんでした。しかし市民運動家など安倍政権にとって好ましからざる人物も店に出入りしているようで、これにはさすがに官邸サイドもナーバスになっていました。しかし“店を閉めたほうがいい”という進言にも“絶対に辞めるつもりはない”と突っぱねたようです」

 

どうしてそこまで居酒屋経営にこだわるのか。彼女にはある野望がある、と前出の政府関係者は補足する。

 

「昭恵さんは11年に、立教大学大学院で修士号を取得しています。修士論文は『ミャンマーの寺子屋教育と社会生活―NGO寺子屋教育支援―』。彼女はこれまでプライベートで10回以上ミャンマーを訪問していますし、ベトナムなど東南アジアも頻繁に訪れています。大好きな東南アジアに『UZU』の支店を出したいようです」

 

10年にプライベートで訪れたベトナム・ホーチミンでは、日本人が経営するレストランを訪れ、熱心に出店の経緯や方法を“取材”していたという。“海外ビジネス”のための多角化はすでに始まっているようだ。

 

「昨年8月に山口県下関市に体験型宿泊施設『UZUハウス』をオープン。1泊3千円の2段ベッドのドミトリーまで作り、昭恵さんは『異文化交流や農業体験をする若者の交流の場にしたい』と意気込んでいました。世界ビジネスの拠点に『UZUハウス』を考えているのだとか」(前出・政府関係者)

 

だが、ここでもトラブルの火種はくすぶっている。

 

「UZUハウスは『クラウドファンディング』という、ネット上で不特定多数の出資者から資金を募る手法で資金を集めたようです。一部報道では4千400万円も集まったとのこと。安倍首相はこのときも『どんな人が出資しているかわからないから危ない』と釘を刺したそうです。でも、昭恵さんはどこ吹く風。飲みの席で『反対された』と愚痴をこぼしていたとも聞きます」(前出・政府関係者)

 

また首相夫人の立場を利用されかねない、という忠告にも耳を貸さない昭恵夫人だが『UZU』の常連客は夫人の今後を憂慮してこう語る。

 

「昭恵さんは意見が反対の人にも寄り添ってわかり合おうとする人。誰とでもわけ隔てなく付き合って、頼まれると嫌と言えずに名前も貸してしまうんです」

 

常に誰かに利用されかねない昭恵夫人の行状に、安倍首相の“憂悶”の日々は続く。

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