《夫以外の人と結婚し直すことが、いまの私の夢です》

 

本紙記者がこの正月に、幼なじみの川添慶子さん(47・仮名・以下同)から受け取った年賀状には、こうしたためられていた。学生時代はミスコンでも入賞した彼女は、現在は子どもが2人いて、10年以上にわたり主婦生活を謳歌していたはず。不思議に思い、電話取材を敢行してみることに――。

 

「夫の給料はずっと下がりっぱなし。このままでは子どもの将来が心配だから、もっと収入の安定したイケメンと結婚し直したいの」

 

就職先が傾いてきたから、もっと安定企業に転職したいと言っているように聞こえる。そこを指摘すると、「そう。私たちのころは永久就職ってことで結婚相手を選んだ時代だったでしょ。でも、その神話が崩れたから。できれば相手は子どものいない人がいいな。相手の子どもに、自分の子どもと同じだけ愛情を注げる自信がないから」

 

リサーチを進めていくと、さらに願望はふくらむばかり。

 

「谷原章介さんみたいな人と子連れ再婚して、もっと子どもを産みたい」と夢を語るのは、5歳の女児がいる英語教師の稲盛晶子さん(30)。彼女の言い分はこうだ。

 

「2人目の子どもが欲しいけれど、いまの夫とはセックスレス。相手が代わらなければとうてい第2子なんて無理です。だけどもう1人くらい子どもが欲しいんです」と不満を吐露してくれた。こういう願望は多いのか? 家族問題コンサルタントの池内ひろ美さんに聞いた。

 

「子連れ再婚を夢見ている方は、とても多いと思います。同窓会へ行ったりして気が合う人がいたら、この場に娘をおいてみたらどうかしら? と新しい家族をイメージされたりするようですね」

 

 

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