「密閉性があり、硬い金属という圧力鍋の特性によって、わずか数百㌘の市販火薬の殺傷能力が、数倍に上がりました。私たちの身近なモノが凶器となっています」(軍事ジャーナリスト・神浦元彰さん)

 

15日、米ボストンマラソンを襲った爆弾テロは、8歳の男の子など計3人が死亡、約180人が負傷する大惨事に。容疑者の2人は兄弟で、19日未明の警察との銃撃戦で兄タメルラン・ツァルナエフ容疑者(26)が死亡、弟ジョハール容疑者(19)が身柄を確保された。

 

過去の事件から分析すると、ショッピングモールやイベント会場など人混みの多い場所は確実にテロに狙われやすい。

「地下街や地下鉄の構内などの密閉空間は、爆発の威力が増すため、ターゲットとなりやすい。05年のロンドン同時多発テロでは、アルカイダが鉄パイプ爆弾を用い、ラッシュアワーの地下鉄を爆破させました」(神浦さん)

 

犯行は巧妙化。IT機器が悪用されているという。

「軍用火薬の場合、靴底やポケットに隠せるほどの少量で、高い殺傷能力があります。デジカメやパソコン、スマホなどのIT機器は、起爆装置のカムフラージュに適しています。子どもが好きな、おもちゃやぬいぐるみに仕込んだケースもあります」(神浦さん)

落とし物、忘れ物のような荷物は触らない自衛が大切だ。

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