「話すときに口角が下がっていませんか?表情がとぼしくなっていませんか?まずは自分を輝かせるビューティースピーチを練習しましょう」

 

そう語るのは、NHK松山放送局アナウンサー時代に培った経験をもとに話し方教室『KEE’S』を設立した野村絵理奈さん。アナウンサー志望者の2.5人に1人が試験に合格し、ミス・ユニバースの公式トレーナーも務め、受講者1万人の人生を変えるなど、いま“小さな話し方教室の奇跡”と話題になっている。そもそも、話し方美人ってどんな人なのーー。

 

「それは会話で相手を楽しく、幸せにさせて、『また会いたい、楽しかったな〜』と、思わせることができる人です。それが話し方美人です。相手の気持ちをきちんと読んで、心配りや気遣いができて、相手を大切にできる。またその思いを言葉で伝えることができる人です。そうすることで、相手が『心地よい』と思える空間を提供できます」(野村さん・以下同)

 

その第一歩となるのが、「トーンは『ソ』」「タテ&ヨコに口をしっかり開ける」「声とテンションは3倍で」の3つだ。

 

「ドレミファソのソの音で明るく若々しい印象になります。タテ&ヨコにしっかり開けた口は美しい笑顔で、聞き取りやすく洗練された発音に。テンション3倍で豊かな感情表現が伝わります。たとえば、『コレおいしい』の一言でも、独り言の感情のまま言葉にしても、相手には伝わりません。最初は恥ずかしいかもしれませんが、テンションを3倍にアップすることで、あなたの思いが聞き手に伝わるようになります」

 

AKB48のメンバーにも話し方を教えた野村さん。

 

「滑舌の悪さを気にしているメンバーがいました。滑舌のトレーニングをすると、ニュースのような内容も、知的に読めるようになりました。かわいらしいアイドルの発音もできて、目上の人にはきちっとした知的な滑舌と、両方ができると魅力も倍増します」

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