未成年女子が個室できわどい性サービスをおこなう「違法セックスリフレ」店が現在、全国で社会問題になっている。本誌は名古屋で、「個室で女子高生と本番ができる」と噂されるJKリフレ「K」に潜入した。

 

中部圏最大の歓楽街、栄にある古いマンションの6階。ホームページによると、「JK(女子高生の略)と10代学生が120名以上在籍し、個室でのおしゃべりやリフレサービスがウリ」という。価格は入会費千円、指名料千円。入場料は30分5千円で、15分の延長ごとに千500円という設定。

 

平日の午後5時ごろ入店。待機室となっているリビングには制服姿の女子高生十数人が、無防備に座っている。本誌記者が通されたのは、待機室に隣接する、カーテンで仕切られただけの半畳ほどの個室。そこにはソファベッドとウエットティッシュ、そしてゴミ箱が置かれていた。指名した高校2年生で17歳だという水原希子似の少女に話を聞いた。

 

「リフレ? そんなのしたことないし、みんな裏オプションで稼いでるよ。私はおさわり3千円、写真は5千円。フェラは8千円で、Hは2万円(金額は口に出さず指の本数で)を現金で客からもらう。でも、最初のころは1万円でヤってたけどね。ゴムはお客が持ってくるし、1日で5万円稼いだときはラッキーだった。もうほかのバイトなんかする気ない」

 

さらに追加指名して話を聞いた。安藤美姫似で17歳の専門学校生はこう話す。

 

「ネットで見つけて2年くらいいる。みんなは奥のバスルームを部屋にした個室でヤってるけど、人気で満員だから、私はこの個室でヤっちゃうよ。部屋が狭いからいつも立ちバック。2発でも2万5千円だよ(笑)。1日で4人とヤったときもあった」

 

そのとき、カーテンを隔てた隣の部屋から、先ほどまで聞こえていた男女の会話がなくなった途端、クチュクチュと、やらしい音が洩れる。すると、専門学校生の少女が「本当に何もしないの? もうすぐ終わっちゃうよ。携帯番号交換しよ。今度、指名してよ」と、自ら売り込む。罪の意識は薄いようだ。

 

本誌の取材に「K」の店員は「そういったサービスはしておりません」と、否定するが、こうした事件に詳しい奥村徹弁護士は次のように指摘する。

 

「未成年に性的サービスをさせていたとしたら、風営法違反、児童福祉法の淫行罪、児童買春の周旋罪になります。本番行為をさせていれば売春防止法違反です。児童という身分を知っていれば、当然、客も児童買春罪となります」

 

一方、女子高生はというと、「被害者となるので、ほとんど罪に問われることはありません」とのこと。だが、“被害者”という立場を利用して性を売る少女たちに、悪いことは悪いと指導する制度を作らなければ、いつまでたっても問題は解決しないのではないだろうか。

 

(週刊『FLASH』7月1日号)

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