「殺伐とした世の中、子供も大人も、いつ誰がどこでどのように被害に遭うかわからないという恐ろしさがあります」

 

そう話すのは安全生活アドバイザーの佐伯幸子さん。子供の連れ去りが’08年以来増加傾向だが、’14年は9年ぶりに100件を超えるなど、その勢いが止まらない。そこで今回、日々の生活の中で親が子に伝えるべき対策を佐伯さんに教えてもらった。

 

【1】日常の安全MAP作成

お子さんの登下校やお稽古事などの行動範囲をすべて一緒に歩き、ルートを決めそれ以外の道は利用しない。たとえ遠回りでも明るい道・人けのある道を選択すること。

 

【2】子供の名前を呼ばない

名前を服やカバンなど見えるところに記載せず、花や動物など子供の「お印」的なマークをつけておく。連れ去りなどは「◯◯ちゃん」というように、知り合いをよそおい近づく場合があるので、子供の名前を不特定多数の人のいる中では呼ばない。ブログなどにも書き込まないこと。

 

【3】返事の必要な声掛けは避ける

「気をつけなさい」「もう暗いよ!」などと声をかけてくる他人はいいが、「家はどこ?」「道を教えて」などと応対を要求されたときは避けるよう教える。今はスマホやカーナビがあるので、子供に道を尋ねるのは怪しい。

 

【4】停車中の車の横は要注意

止まっている車の中に引きこまれる危険性があるので、車からは距離をとって歩行すること。特にワンボックスカーからは2メートル以上離れて歩くように指導すること。

 

【5】子供の勘は侮れない

「なんか変な人かも?」と感じたら警戒。「変な動き」「変な目つき」「じっと見ている」「ふだんいないところにいる」人などは避けるように言いましょう。防犯ブザーもいざというときに機能するように常に点検しておくことが大事です。