「全国で、プレミアム商品券の販売が相次いでいます。購入価格の20〜30%をプレミアムとして上乗せしたお得な商品券です。国の地方創生交付金を使って自治体が販売。使える店を地域限定にして、まちの活性化を目指します」

 

こう語るのは、経済ジャーナリストの荻原博子さん。各地の特性に応じたユニークなものを見ていこう。神奈川県湯河原町の「湯河原温泉お座敷券」は、お座敷遊びに使える全国初の商品券。観光業の衰退に歯止めをかけたいと、額面2万円券を1万5千円で販売する。

 

茨城空港のある茨城県小美玉市では、茨城空港の国内線航空券だけに使える商品券を販売。市民に先行販売されるが、6月以降は市外の人も購入できる。

 

新潟県燕市では「We Love つばめふるさと割」を実施中。交付金をメードイン燕のアピールに使おうと、市内で製造された洋食器や調理器具などを2割引きで購入できる。

 

「また、子育て支援に使うのは三重県名張市。額面1万2千円券を、一般には1万円で、子育て世帯には1セットのみ8千円に優遇して販売します。販売ではなく無料配布する自治体もあります。奈良県大和高田市は中学生以下の児童に5千円券を、岡山県奈義町は65歳以上の市民に1万2千円券を贈ります」

 

観光客を呼び込む旅行券にも注目が集まっている。

 

「福島県や群馬県などは県内の宿泊に利用できる旅行券を額面の半額で販売します。高知県室戸市のように宿泊以外に使えるグルメ券などもありますので、お得な家族旅行ができるチャンスです」

 

ちなみに、鳥取県の「プレミアム宿泊券とっとりで待っとるけん」は、発売開始後4分で売り切れたという。

 

「今後は抽選販売などが増えると予想されます。早めの情報収集を心がけてください」