「NTTドコモなどの大手通信会社から格安SIM事業者に乗り換えれば、スマホの1カ月の料金を最大で4分の1程度に抑えることも可能です」

 

そう話すのは、ITジャーナリストで携帯電話業界の事情に詳しい三上洋さん。総務省の行政指導により、5月から各社に「SIMロック」の解除が義務づけられたことで、今使っているスマホはそのままに、回線だけ別の会社に乗り換えることが可能になった。

 

「これまでユーザーは、端末と回線をセットでしか契約することができませんでした。つまり、ドコモで契約したスマホ(端末)では、ドコモのSIMカード(回線)しか利用できなかった、ということです。しかしこれからは、スマホに設定されたSIMロックを解除すれば、他社のSIMカードを入れて使えるようになります」

 

そこで、今、乗換先として注目を浴びているのが、料金の安さが魅力の格安SIM事業者だ。ビックカメラなど大手家電量販店では、専用のカウンターを設け、格安SIMカードの販売に力を入れ始めている。

 

さっそく、格安SIM事業者に乗り換えたい!という人も多いだろうが、すべてのスマホでその恩恵を受けられるわけではないという。では、どんな人が得をするのか?三上さんに教えてもらった。

 

【今すぐSIMロック解除で得する人】

・ドコモの端末(スマホ)を持っている人

ただし、’11年4月〜’15年4月に発売された機種に限る。

 

・端末代金の分割払いが終わっている人

端末を購入するとき、2年にわたる月々の分割払いを選ぶ人がほとんど。支払いが終わっていない場合、ドコモの契約を解除する前に、端末代金を一括で支払わなければいけない。

 

・“2年縛り”の更新時期に当たる人

携帯電話の契約でネックなのが、契約期間が2年単位であること。違約金なしで解約できるのは、2年(24カ月)が過ぎた翌月(25カ月目)の1カ月間だけ。これ以外の月に解約すると最低でも9,700円の違約金がかかる。

 

【「格安SIMカード」乗り換えで得する人】

・スマホはHP閲覧、アプリの利用がほとんどで、あまり電話をしない(通話はLINEなどアプリで済ませる)

・電話の通話が、1カ月2時間以内(着信は除く)

・家に使っていないドコモスマホがある

 

また、「ネット情報に弱い」「機械設定に弱い」「ネット情報・機械設定に詳しい人が家族の中にいない」人は、乗り換えないほうがいいそうなので、ご注意を!

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