「リビングルームの窓から空を眺めていたら、白くぽっかり浮かんだ雲がゆっくりゆっくり流れていました。そのとき突然、胸の奥から亡き夫への想いが湧き上ってきて、『貴方(あなた)!貴方!』と呼びかけていたのです」こう語るのは、昨年3月から70年前に戦争で亡くなった夫・仁九郎さんに、毎日ラブレターを書き始めた福岡県糸島市在住の大櫛(おおくし)ツチヱさん(94)。ある日のラブレター...

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