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日本全国の現役で活躍する“最高齢”女性たち。どうしたら、彼女たちのように毎日を元気に過ごすことができるのか?彼女たちの“長生きのヒント”を探った!

 

73歳から絵を描き始め、83歳のときに現代童画展で新人賞を受賞。そして96歳のときには、現代童画展で文部大臣奨励賞を受賞した画家の後藤はつのさん(112)。

 

「長寿の秘訣?どうしてだろうね〜(笑)。とくに何もないね。今は書を書いたり、百人一首を読んだり、テレビを見てのんびり過ごすことが楽しいです」(後藤さん)

 

後藤さんが絵を始めたきっかけは、「年をとって何もしないとボケちゃうよ、絵でもやったら」という長男・昭さん(88)の一言だった。それまで絵を描いた経験はなかったが、絵画教室に通うようになり、いつしか夢中になっていったそうだ。その後、眠っていた才能が開花。数多くの作品を描かれた後藤さんは、日本画の大家、故・平山郁夫さんからも称賛される。

 

99歳のときに「自分が描きたいと思うものが描けなくなったから」と後藤さんは絵筆をおく。しかし、100歳を過ぎてから、これまで描きためた作品の個展を各所で開催することとなり、再び注目されるように。現在は、実家でもある、新潟県妙高市赤倉温泉「赤倉ワクイホテル」で作品が展示され、多くのファンが訪れている。

 

後藤さんと一緒に暮らす昭さんによると、長生き、健康の秘訣は、食事の食べ方にあるという。

 

「母が常々言っていたのは、『四季折々、肉、魚、野菜や果物でも、それぞれの食材ごとに、最初の一口目は必ず奥歯で20回かむこと。奥歯でしっかりかむことで、自分の体の中に“こういう食材が入るよ”ということを体全体に伝えることが大事』だと。そして『2口目以降は、自分で好きなように食べればいいんだ』とも。これを長年続けてきましたね」

 

帰り際、「いつでも今から」というメッセージを色紙に書いてくれた後藤さん。112歳のパワーをいただきました。