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古代より神様が集う地として知られる島根県。

 

「全国チェーンの店も少ないし、テレビ番組やCMもローカルものがえっぱいやけど、“神在月”はちと自慢。知らん人もようけおるけど、10月は島根の出雲大社に全国の神様が集まってくるけん、この月だけは島根が首都のよう。そのへんだけは覚えといてね」と県民の気持ちを代弁する出身者。

 

そんな出雲地方の玉造温泉にある玉作湯神社の境内に、古くから願いを叶えてくれるという「願い石」がある。「願い事をしいしいその石を触ると叶う、いわれちょう」。その際、社務所で小さな「叶い石」を受け取り、願うときにそれを「願い石」に直接触れさせると、そのパワーが「叶い石」に注がれる。お守り袋に入れて肌身離さず持っていれば願いが叶いやすくなる!とか。

 

参拝後は、美肌の湯として知られる玉造温泉につかってのんびりするのもよさそう。

 

そんな由緒正しき神様の地の仏事にはちょっと変わった習慣が。法事の引出物が、島根ではなぜか「菓子パン」。出雲市にあるなんぽうパンの森山英一さんは「成り立ちはわからないのですが、うちでは昭和24年の創業時からやっていました」と話す。

 

県内では法事用の袋に入れて箱に詰め合わせるパン店が多いとか。「饅頭よりおなかがいっぱいになるしええがね」。真面目な県民性だが、そこはざっくり!?

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