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気がつけば4月までもう少し……。大人世代の上司にとっては、新人社員や新しい部下との関係に悩む季節がやってくる。とくに「女性社員との関係をいかに円滑にするか?」というのは、「イケてる上司」になるための必須条件と言えるだろう。

 

「働く女性」の仕事意識や消費者意識に関して調査を行う博報堂・キャリジョ研によれば「イケてる上司」になるためにこれだけは意識すべき、女性社員に接する際の5つの条件がある。

 

【1】「根性論」をふりかざさない

今の「働く女性」は、仕事がしたくないわけではないけれど仕事もプライベートもバランスよく毎日を心地よく積み上げていきたい傾向が。「オラもっと強くなりてえ」と言い出しそうな上昇・拡大欲求に満ち充ちた「スーパーサイヤ人上司」には、ついていけない人も多いようだ。

 

【2】ストレスをもたらす「思い出ロジック」をやめる

「昔は○○だったから」「俺の時代は○○だったのに」などのロジックで仕事をお願いするのはアウト。「働く女性」は「今」それをやる理由を知りたがっている。今の目線に立てない「思い出ロジック上司」はストレスの元になりがちとのこと。

 

【3】飲み会「3分の2の法則」を意識する

飲み会の発起人たる上司にとって大切なのが、「3分の2の法則」。「3分の2の法則」とは、行くお店が素敵か・行きたくなるメンバーか・会が開かれるタイミングが悪くないか、のうち2つ以上を満たしていれば飲み会への参加意欲が変わってくるというもの。この3つを意識するかどうかで、飲み会への参加率がグッと上がってくるかもしれない。

 

【4】プライベートへの介入「プラハラ」はNG

プラハラとは、仕事の関係者がプライベートの時間を脅かすような行為のこと。たとえ好意で誘おうとしたイベントであっても、受けとる側が「断りにくい」「いいにくい」と感じたらその時点でプライベートをハラスメントしている。全員のスケジュールを聞いてから、日程を決める仕切り方なんかはもってのほかと言える。

 

【5】SNSの「3大BAD投稿」をさける

会社の人とつながる機会も増えてきたSNS。上司のSNSの使い方との違いに悩んでいる部下も少なくない。イケてる上司になるには、以下の「3大BAD」投稿だけには気を付けた方がいいそうだ。

1.「家族ないがしろ自慢」(若い女性と遊んでいる姿など、家族を大切にしていないととれる投稿をすること)

2.「評論家シェア」(ニュース記事に自分の意見を連ねて投稿すること)

3.「俺はここにいるぜ投稿」(自分の現在の居場所情報だけを投稿すること)

 

こうした上司に関する「こんな上司と働きたい!」「こんな上司って残念かも……」といったリアルな声に答えるため、少しでも頑張るのが、「イケてる上司」になるための第一歩なのかもしれない?

 

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『イケてる大人 イケてない大人』(光文社刊・税込842円)

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