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’17年10月、米国ハリウッドの大物映画プロデューサー・ワインスタイン氏によるセクハラ疑惑が報じられたのを受け、女優のアリッサ・ミラノが、同様の被害を受けたことの女性たちに向けて、「#MeToo(私も)」を合言葉に名乗りを上げるようツイッターで呼びかけた。

 

これに応え、有名スターたちだけでなく一般人も続々と行動を起こし、やがて世界的なムーブメントになった。

 

日本にも瞬時に波及。「#MeToo」運動をきっかけに、政界、教育界、スポーツ界から元NHKの看板アナウンサーの事件まで、押さえ込まれていたセクハラ告発が噴出。長らくセクハラ後進国に甘んじていた社会が、「絶対にNO」と認識を変えた。

 

「セクハラで泣き寝入りするケースが多いのは、写真をばらまかれるなど二次被害があるからです。パワハラがらみも非常に多い。『仕事をくれるんじゃないか』は逆に言えば『仕事を失うんじゃないか』という恐れにつながる。それで私のようなカウンセラーに相談に来られるわけです」

 

そう話すのは、男女問題研究家の山崎世美子さん。先日は、女子中学生の母親が相談に訪れたという。

 

「娘がSNSで社会人男性と知り合い、ラブホテルに連れ込まれて、最悪のことは避けられたが、写真を撮られ『誰かに言ったら、写真をばらまくぞ』と脅された。警察に行ったが、3,000円を受け取っていたため『事件としては扱えない』と。私は、そういう男はロリコン趣味だと踏んで、ウチ(山崎探偵事務所)の女性スタッフを囮にして接触させて、逮捕にこぎつけました」

 

そこで、こうした事件を未然に防ぐ方法、また反撃する方法を山崎さんが教えてくれた。

 

【1】食事の約束をしても2人きりにならない

 

「誰かを連れていくのが最善策。『◯◯先生と食事に行くと言ったら、大ファンで行きたいというんで、連れてきちゃいました』と、友達を連れていっちゃえばいい。障壁が多い女性はターゲットから外されるという水際作戦です」(山崎さん・以下同)

 

【2】お酒を勧められても「飲めない」ことにする

 

「『体質に合わない』『目上の人の前では飲まないと親に教わった』などを理由に。飲酒しなければ、味覚もしっかりしたままなので、ソフトドリンクに何か混ぜられれば、すぐに気付けます。飲めないのを無理やり飲ませようとする相手はおかしいし、女性が飲んでいなかったことは、のちのち『その気もなかった』ことの証明にも」

 

【3】写真はあからさまに拒否せず“顔をそむけて”意思表示

 

「『一緒に撮ろう』と言われたら顔をそむけて『NO』の意思を証拠として残しましょう。笑顔も必要ありません」

 

【4】“ややこしい”彼氏や友人の存在をほのめかす

 

「権力で人が動くと知っている相手には“力”で対応。『私の彼は弁護士なんです』『週刊誌の記者と仲よしで』といった“面倒なことになるかも”と思わせるプロフィールの男性を、会話に登場させてください。そこで相手の態度がガックシとなったら魂胆もわかろうというもの。彼、親、きょうだいの順がお勧めです」

 

【5】危険を感じたらSNSにすぐさまアップし記録

 

「食事中に、あやしいと感じたら『SNS映えするので、アップしちゃいました』と先手を打って経緯がわかる写真で記録を残します」

 

それでも万が一、被害に遭ってしまったときはーー。

 

【6】場所など状況がわかる写真を撮っておく

 

「セクハラ訴訟は微妙な境界線の事案なのでその“背景”を撮影しておいてください。風呂、トイレ、脱いだ服など」

 

【7】SNSによる誘導尋問やリマインドメールで相手を特定

 

「悔しいかもしれませんが、相手からのメールなどの連絡には、証拠保全の意味もあり、対応を続けてください。『先日は、ごちそうになりました。こないだは、どういうお気持ちだったんですか。もしかして私に好意を持ってくださっているんでしょうか』などと振ると、男は次に期待して、ほぼ間違いなく『好きに決まっているじゃないか!』と返事が来ます。これで加害者を明白にできます」

 

【8】再会時に内ポケットに録音機器を忍ばせておく

 

「泣いたり騒いだりは警戒されるもと。カウンセラーに相談してから反撃に出ましょう。男性と会う場合は、録音は相手に告げて行う場合と、黙ったまま行う場合とがありますが、ジャケットに小型録音機を忍ばせておいてください。ここで加害者の名前と行為を言葉にさせるのです」

 

この8つのスキルを身につけて、セクハラを回避し、いざというときには闘おう!