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「新年度のスタートとなる4月は、さまざまな値上げ、税制改正時期でもあります。今年の値上げは、日々の出費となる飲食費、公共料金など全体的にジワジワと、割増しになっていることが特徴です。これまでどおりの生活を続けていても、一軒家の5人家族で試算すると、約1万円の支出増となります」

 

こう語るのは、生活経済ジャーナリストの柏木理佳さん。身近な食品や嗜好品の値上げは、家計を直撃する。そこで食品や嗜好品の値上げの内訳を、柏木さんに解説してもらった。

 

「業務用のビールが、4月から値上げされます。店によって仕入れ値が違うため、具体的な価格はわかりませんが、10%前後の値上がりが予想されます。格安居酒屋の生ビールや、飲み放題の価格に反映されるでしょう」(柏木さん・以下同)

 

家庭ではすでに昨年6月、過度な格安競争を生むとして、缶ビールや缶チューハイの安売り規制が強化されている。

 

「さらに今年4月からは、南米チリ産など、一部のワインの小売り価格が5%ほど上がる予定です」

 

嗜好品の中では、一部たばこも税金が引き上げられる。

 

「しんせい、わかばなど低価格の紙巻きたばこ6銘柄が対象。4月1日より1箱あたり40円の値上げとなります。たばこに関しては段階的に値上げ方向にあり、女性の愛用者も多い加熱式たばこの税率も、紙巻きたばこの7〜9割まで引き上げられる可能性も」

 

毎日利用する、身近な食品もターゲットだ。

 

「たとえば納豆は、有名メーカーが5月に10〜20円値上げします。原因としては、原油価格の高騰により、納豆のパックの費用が上がったことなどが考えられます」

 

ウナギやスルメイカ、サンマが不漁で、これらの価格も高騰している。

 

「年内にはそれらの加工品も値上がりする見込みです」