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「がんの『5年生存率』が伸びているというデータが7月22日に発表されました(国立がん研究センター)。5年生存率とは、かんの治療開始から5年後に生存している人の割合です。前回調査より3.5ポイント上昇し、62.1%になりました。もはやがんは治る病気である証しでしょう。そうなると今度は『命が助かっても働けなくなるかも』という不安が生まれ、『所得補償保険』が注目されています」

 

そう語るのは、経済ジャーナリストの荻原博子さん。所得補償保険とは、病気やけがで働けないときの収入を補てんするもの。毎月の給料の代わりに保険金を受け取れる。ライフネット生命の「働く人への保険2」や日立キャピタル損害保険の「リビングエール」などが人気で、アフラックの「給与サポート保険」は先月より販売を開始した。

 

しかし、所得補償保険には3つの注意点があると荻原さんは言う。そこで、その注意点を荻原さんに解説してもらった。

 

【1】支給の条件

 

「働けなくなる原因は、がん以外にもうつなど精神疾患も多いのですが、精神疾患が対象外の保険もあります」

 

【2】支給の時期

 

「ライフネット生命の『働く人への保険2』の場合では60日間の休業経過後に保険金が支給されます。つまりこの契約では、がんで1カ月休職し、治療しながら2カ月目から復帰したケースでは、保険金はもらえません」

 

【3】保険期間

 

「ずっと働けない最悪のケースに備えて、65歳までなど長期が多いです。ライフネット生命の『働く人への保険2』に45歳、自営業の男性Aさんが加入したとします。働けない期間にもらえる保険金は月20万円、保険期間が65歳までなら、月の保険料は7,312円です」

 

荻原さんは、さまざまなプランをシミュレーションしてみることをすすめる。

 

「私は、もし保険に加入するなら、必要最低限の保障を、もっとも安い保険料で提供する保険を選び、あとは貯蓄で備えるのがいいと思います」

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