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「新年度になって『今度こそ、お金を貯めるぞ』と決意したのに、早くもあきらめモードに突入。『貯金がなかなか続かない』とお嘆きの方もいるのではないでしょうか。どんなに貯金が苦手でも、放っておいても貯金ができる仕組みさえあれば、お金は勝手に貯まっていきます。そんな仕組みのひとつ、『おつり貯金』をご紹介しましょう」

 

そう語るのは、経済ジャーナリストの荻原博子さん。おつり貯金は、スマホのアプリを利用する。ネストエッグの「finbee」か、マネーフォワードの「しらたま」。仕組みは、どちらもほとんど同じだ。

 

「クレジットカードで買い物をした際、あらかじめ設定した貯金ルールに従って“おつり”を作ります。このおつりを、自動的に、おつり貯金専用口座に預け替えて、貯めていくというものです」(荻原さん・以下同)

 

具体的に見ていこう。

 

「まず、本来はクレジット決済ですが、現金で、しかも同一金種で支払うことを想定します。100円の設定なら、100円玉のみで支払うイメージです。次に、貯金ルールとして、支払いに使う金種を決めます。100円玉、500円玉、1,000円札のうちから選びます。たとえば、5,280円の買い物をしたとしましょう。支払いを100円玉と設定した場合は、100円玉53枚で支払ったと想像してください。この場合のおつりは20円です」

 

同様に、500円玉の設定では、500円玉11枚での支払いとなり、おつりは220円。1,000円札なら、1,000円札6枚の支払いで、おつりは720円となる。

 

「アプリはこうして作ったおつりを、買い物した金額に加えてクレジット決済口座から引き落とし、おつり分はおつり貯金専用の口座に預け替えるのです。たとえばAさんは、支払いを500円玉と設定しました。すると、1万2,300円の買い物では200円が、7,880円の買い物では120円がおつりとしてカウントされ、おつり貯金口座に200円、120円と積み上がっていきました」

 

貯金するつもりがなくても、買い物をするたびに、おつりが勝手に貯まっていくので、「貯金が苦手な方にも続けやすいと思います」と荻原さん。

 

「『finbee』も『しらたま』も無料のアプリです。アプリをダウンロードし、おつり貯金専用口座を設定。クレジットカードと連携させれば、あとは忘れていても大丈夫です。手数料などもかかりませんし、貯まったお金はいつでも引き出せます。デメリットは見当たりませんが、お金を引き出す際はATMの時間外手数料などにご注意ください」

 

便利なアプリを上手に使って、コツコツ貯金を長く続けよう。