「夫の連帯保証人として多額の借金を背負った」「共同運営した商売が失敗した」などと、借金を背負い週刊誌の誌面をにぎわせた女性芸能人がいる。ところが芸能人の場合、一般人と違って借金の額がケタ違いにもかかわらず、完済しているケースも多い。

 

「一獲千金を狙ってギャンブルのように投資をする男性と違って、女性は夫や父親、家族が借金を背負ってその連帯保証人になることが多いですね。再出発するのは自己破産をしたほうが楽なのですが、女性芸能人の場合はイメージがよくないのと、自己破産をしたら自分の連帯保証人が代わりに借金を背負うことになりますので、家族間のトラブルにもなりかねない。自己破産しないで支払いつづける女性芸能人が多いのは『相手に迷惑をかけたくない』と思う気持ちが働くのだと思います」

 

そう解説するのは、借金事情に詳しいフィナンシャルプランナーのいちのせかつみさん。芸能人の場合は、テレビ番組などのギャラが高ければ、何十年とかからないで完済することも可能という。借金の額が違うとはいえ、一般人も参考にできるポイントはいくつかあるそう。そこでいちのせさんに、女性芸能人たちから見習うべき「借金回避」のコツを教えてもらった。

 

【借金を回避するコツ1】連帯保証人には絶対ならないこと!

 

当たり前のことだが、兄弟姉妹や親戚、親、友人などから頼まれても連帯保証人に名を連ねるのは絶対にやめよう。

 

「頼まれるとイヤとは言えないかもしれませんが、うかつに連帯保証人にはならないこと。もし、頼まれたら、『保証人になったら離婚される』『夫の祖父の遺言で保証人にはなれない』『宗教上の理由』などと言って断るのが賢明です」(いちのせさん・以下同)

 

【借金を回避するコツ2】返済計画が無理なローン、投資はしない

 

一般人が借金で首が回らなくなるのは、返済計画をろくに立てないで、無理なローンを組むこと。

 

「プチ起業がはやっていますが、失敗している話もよく聞きます。自分の器以上のものはやらないこと。たとえば、手芸をやっていたらすぐに店を構えようと思うのではなく、欲しいという人が10人から20人、そして20人から50人とニーズが高まり、ネットなど固定費がかからない販売方法を見つけるように知恵を絞ることです」

 

調子に乗って手を広げすぎないように。すぐにお店を構えようと考えると、人件費や土地代など固定費がかかるため、借金を抱えるリスクが。無借金経営を心がけることが成功の秘訣。借金で開店資金を準備するのは絶対にNG!

 

【借金を回避するコツ3】自分のセンス、スキルを生かして始める

 

給料が上がらない時代なので、プチ起業、副業を始める人も多いが、趣味の延長線上で始めたものは成功しやすい。

 

「化粧品ブランドを立ち上げて成功しているタレントさんたちがいますが、『○○さんのようにきれいになりたい』と、女性たちの憧れの対象になると、そのタレントさんが作ったブランドは成功します。主婦の人たちでも、主婦目線で作ったグッズなどはヒットしていますよね。タレントさんの美に対するセンスであったり、主婦でも、その分野に詳しくなったりしてスキルがあると、商品に生かせます。副業やプチ起業をするのなら、自分の好きなこと、得意なことから始めてみては」

 

大借金を背負っても、前を向く女性芸能人たちから見えてくるものは大きい!