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《世の中の為に神様私を存分にお遣い下さい…》

 

8月31日、安倍昭恵夫人(58)はこんな文言のある記事をFacebookに投稿した。13年に発行された彼女の母校の会報に自らつづったもので、もともとは16年8月にアップされていた。それを今回、再掲したのだ。

 

そこには「辛かった日々があるからこそ、人の温かさを感じ、人として厚みが増していくことになる」とあり、母校での生活のおかげで「すべてに感謝できる」とも。そして、前出の文言で寄稿は結ばれている。

 

その3日前に彼女の夫である安倍晋三首相(65)が辞任を発表しており、彼女なりの総括やファーストレディを終えた今後への意気込みだったのかもしれない。

 

12年12月、第二次安倍内閣が発足したことによってファーストレディへと返り咲いた昭恵夫人。しかし森友問題を筆頭に、その8年間は波乱に満ちたものだった。

 

「森友問題が17年3月頃から取りざたされると、昭恵さんの“怪人脈”ぶりが明らかになっていきました。そこには『母なるスピリットを取り戻す』といった文言がサイトに並ぶスピリチュアル系団体も。そのため、安倍首相の母である洋子さんは『あなたの行動でどれほど首相が苦しんでいると思っていますか』と、昭恵さんに訥々と話し聞かせたそうです」(政府関係者)

 

森友問題では赤木俊夫さん(享年54)が「改ざんを指示された」とする手記を残し亡くなっている。その改ざんは首相が17年2月に「私や妻が関与していたとすれば、総理大臣も国会議員も辞める」と国会で発言したために行われたものではと疑問視されており、昭恵夫人に証人喚問を要求する声が上がっていた。

 

しかし、昭恵夫人はいまだ国会には立っていない。また17月3月には「首相夫人は公人ではなく私人である」との閣議決定もなされている。

 

「昭恵さんは森友問題で責任を感じていないみたいで、『子供たちのためにやったのよ!』という始末。当時の彼女は“自粛生活”を余儀なくされてホテルで暮らしていた時期があるのですが、友達を呼んではお酒を飲んで鬱憤を晴らしていたそうです」(ある団体の関係者)

 

そんな昭恵夫人だが、コロナ禍でその奔放ぶりがさらに加速したようだ。今年2月、Instagramに宮城県気仙沼市でランチを食べたうどん店の前での写真をアップ。「政府が不要不急の外出を控えるよう呼び掛けてるのに」と、首相夫人としての資質を問う声が上がった。

 

「昭恵さんは2月末、山形県でのスキー旅行も計画していました。もともと自身が名誉会長を務める団体のイベントで、毎年恒例のもの。森友問題以降はお忍びで通っていたほど、思い入れのある会だったそうです。とはいえ、さすがの安倍首相も止めに入ったといい、昭恵さんは『“今回ばかりはやめてほしい”と夫に言われたのよ……』と寂しそうに話していたそうです」(政治部記者)

 

そして3月、私的な“桜を見る会”をしていたのではとの疑惑が。4月には、大分県への旅行も行っていたと報道された。すると「首相夫人が外出自粛要請を無視している」との批判が殺到。昭恵夫人も落ち込んでいたようだが、どうやら様子が異なっていたというーー。

 

「傷心の理由は批判が原因ではありません。昭恵さんが毎年楽しみにしている『ミャンマー祭り』が、新型コロナの影響で延期になってしまったからなんです。昭恵さんは『延期を決めるのが早すぎる』と愚痴っていました。また楽しみにしていた行事が次々と延期や中止を余儀なくされていることで、コロナ対策を指揮している首相への不満も募らせているそうです」(昭恵夫人の知人)

 

首相夫人として、苦心も多かったであろう昭恵夫人。ファーストレディを降りることで、存分に“私人”として自由に過ごせるのかもしれない。

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