「彼女は西宮市役所に18年公務員として勤務していましたが、果たしてその当時から、今回のような女性に対して厳しい姿勢があったかは不明です。その後、維新の会から政界に出て、当選後に1度落選。落選の間、日本会議に所属して櫻井よしこ氏、石原慎太郎氏などタカ派著名人と会合を持ち、夫婦別姓反対などといった考え方に共感を持つようになったのでしょう。

 

安倍前首相はお嬢さん育ちの“気ままな人”がお気に入りだったようで中国ブロックの比例単独候補最上位にして当選させました。失言を繰り返しても、自民党内でこういう発言をする人は『女性なのに本当にそう思うのか』と重宝されてしまう。彼女の党内評価は決して悪くないです。進歩派の女性からは『困ったものだ』と嫌悪されていますけどね」 彼女の定番の口癖は「〇〇は嘘をつく」だと、永田町関係者は言う。

 

「杉田議員の講演では必ずといっていいほど出席者に質問をします。それは彼女がデンマークに視察に行った際に見たという『中学2年の公民教科書に最初に出てくる項目は何か?』という問題です。『わからないですよね? 答えは《メディアは嘘をつく》なんです』と満面の笑みで話し、『いかに巧妙な手段で印象操作するか、その手法が紹介されている』と力説。

 

『〇〇は嘘をつく』というのは、最近のお得意のフレーズなんでしょう。米国のトランプ大統領は自らの否定的な報道が出ると『フェイクニュースだ!』と断じますが、ひょっとしたら彼女は“トランプ流”を取り入れているのかも……」

 

今回、自ら「嘘をついている」と認めたのが取材陣の前ではなく、自分のブログなのも「メディアは嘘をつく」と主張しているからなのだろうか――。

 

「女性自身」2020年10月20日号 掲載

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