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11月4日、国土交通省は“マスク未着用の客に対して乗車を拒否できるようにする”タクシー事業者の運送約款の変更を認可した。

 

「新型コロナウイルス対策として、都内の大手タクシー会社や個人タクシーなどの10事業者が申請しました。酔った状態でマスクを着用せずに大声で話す乗客がいるなど、運転手から感染リスクを懸念する声が上がっていました。国は運転手だけでなく、次に乗車する客についても考慮したのです」(全国紙記者)

 

国交省によると、認可された約款はマスクの未着用を一律に断るものではないという。

 

具体的な運用ルールは、乗客がマスクを着用していない理由を運転手が丁寧に聞き取ること。そのうえで「病気など正当な理由がない場合に限り、マスクの着用をお願いする」とし、正当な理由がない場合は「マスク未着用の乗客のみ断る」という。

 

■いち早く反対を主張した堀江氏

 

タクシー事業者が国に申請したことについては、NHKが10月18日に先んじて報じた。いっぽう、このニュースにいち早く反応した著名人は堀江貴文氏(48)だった。

 

10月19日には、「タクシーでのマスク着用義務化に反対する理由を解説します」と題した動画をYouTubeにアップ。

 

多くのタクシーが運転席と後部座席の間にアクリル板などを設置していることや、窓を開けて換気するなど感染症対策を徹底していると主張。そのことから、マスク着用を求めることについて「過剰な対策」と批判した。

 

「NHKの記事では『義務化』と報じていませんが、堀江さんは『義務化』という言葉を用いて主張しました。申請の背景には、一部クレーマーの要望や高齢タクシー運転手の情報リテラシーが欠けていると指摘。それを前提として、国が検討することを『世間に対するポーズ』や『乗客全てを巻き込まないでほしい』などと述べていました。マスク着用がマナーになることを懸念しているようでした」(スポーツ紙記者)

 

堀江氏の主張については、情報番組やネットニュースでも取り上げられた。

 

10月27日放送の『グッとラック!』(TBS系)では、MCの立川志らく(57)が堀江氏に反論。「堀江さんの方が(コロナを)怖がっているんじゃないの?」や、「マナーでいいから、とりあえず(マスクを)着けてっていう問題だと思う」などとコメントした。

 

ところが堀江氏は、《まあ、こいつは昔からこんな感じで捻くれたチャチャ入れることしかできないんだよ。。》とTwitterで応酬したのだ。

 

10月28日放送の同番組でも、“ひろゆき”こと西村博之氏(43)が堀江氏の意見をバッサリ。

 

「タクシーの運転手さんで基礎疾患のある人とかもいるので、『マスクしてくれと言われたらするのが当たり前』で終われば良いと思う」とコメント。

 

ひろゆき氏の意見にも、堀江氏はTwitterで強気に反論した。

 

《そもそも私個人はマスクつけてるんで関係なくて公式にマスク着用が義務化されるのに反対してるだけなので、ひろゆきのコメントは的外れです》とし、《まあ本人もそれを理解してて受け取る大衆がミスリードされる事を狙ってると思いますけど》とつづった。

 

マスクの着用をめぐっては、広島・尾道の餃子店ともトラブルに発展した堀江氏。今回のタクシー乗車をめぐる問題については、国からも“全否定”された形となったーー。

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