■3回目の宣言では酒の提供ができなくなり……
そしてAさんが「23時までの通常営業と酒類提供の再開」を決意したのは、5月11日までとされていた宣言が延長されるタイミングだった。3回目の宣言では酒の提供ができなくなり、客足が遠のいてしまったのだ。
「焼き鳥なので、“ご飯目当て”というよりも“飲み目当て”の人が多いんです。こだわって料理を提供しているのにもかかわらず、お酒が飲めないからという理由でお客さんが入ってこない。そうした悔しい思いを、ずっとしてきました。なのに今度は時短でなく、お酒の提供自体がダメという。もう限界でした」
最近の報道では、「協力金の遅延」も問題視されている。いっぽうでAさんは税理士を通じて申請していたこともあり、協力金が滞ることはなかったという。
しかしAさんは「今後は協力金を受け取らず、要請にも従わない」と決意。理由について「正直者が馬鹿をみる世の中になってしまったから」として、こう続けた。
「『もうこりごりだ』という感じでした。なんで、飲食店ばかりが締め上げられないといけないんだと思ったんです。
だって厚労省の職員など、国側の人間が宴会に行って感染していましたよね。それに、野外で飲酒する人だって、いなくなりません。そんななかで飲食店を封鎖したって、野外で飲んでゴミが増えてしまうだけじゃないですか。まったくの無意味ですよ」
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