■ホテルには常時50人の警官隊がバッハ会長を警備…
「ホテルの敷地を取り囲むように、20mごとに警察官が立っており、近隣の大通りには警視庁の大型人員輸送車が数台止まっています。外から確認できるのは30人ほどですが、17日にデモ隊と対峙した際には、50人の警官隊が出動したそうですので、常時50人は配備されているということでしょう。
そのほかに私服警官もホテル内に10人ほどいます。3交代制としても、毎日180人ほどが動員されていることになります」(前出・スポーツ紙記者)
7月8日の来日から、8月8日の閉会式まで約1カ月。その期間だけでもバッハ会長関連の警護費用は莫大なものとなる。
自身も要人の警護に参加したことがある警察官によれば、
「給与のほかに、特別手当として1時間につき2千円から2千500円が加算されます。8時間勤務なら1人2万円、それが180人動員されているとなると、1日360万円になります。車両に関する費用などを計算せず、人件費だけでも1億円を超えるのです。
さらに直接の警備以外にも、バッハ会長が赴く場所には、スタッフや警備員たちがあらかじめ車列を組んで試走もしています」
バッハ会長だけが“安心安全の五輪”の恩恵を受けているとすれば、やるせない……。
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