9月、子どもたちに迫る危険「放課後クラスターで家族全員感染」も
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■子どもが発症したら家族全員感染の可能性が

 

「仮に子どもが発症していたら、その前日にはすでに家族間で感染している可能性があります。特にデルタ株では、いったん家庭に持ち込まれてしまったら、感染拡大を防ぐのは困難。家族全員が感染してしまうケースは少なくないでしょう」(森内先生)

 

8月17日には、東京都で家庭内感染により一家3人が陽性となり、40代の母親が亡くなった痛ましい出来事があったばかり。親世代の40~50代へのワクチン接種が政府の想定どおりに進んでいない現状では、家庭内で感染した親が重症化することも十分考えられる。

 

“放課後クラスター”のリスクを軽減するためにできることは何なのだろうか。星先生が語る。

 

「子どもには、正しい手洗い、正しいマスクの着用を行わせたうえで、学習塾や学童保育で、換気がしっかり行われているか、子どもと接する大人のワクチン接種が済んでいるか、などを確認しておくようにしましょう。また、スポーツなどのクラブ活動でも、ロッカールームの感染リスクが指摘されています。どのような状況でリスクが高いのか、それを回避するために指導者と話し合いをして対策を練っていくことが大切です」

 

子どもの感染拡大を防ぐのは、大人の責務。十分すぎる対策を取りたいところだ。

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