■3回目の副反応の強さはどれくらい?
【Q2】打たないほうがいい人はいる?
「年齢に関係なく抗体価は時間がたてば下がります。そういう意味で、基本的には3回目のワクチン接種をしなくてもいい人はいません」(松井准教授)
また、特に接種が必要な人について『エキスパートが疑問に答えるワクチン診療入門』(金芳堂)の編著者のひとりで、ナビタスクリニック川崎の谷本哲也医師もこう話す。
「重症化しやすい高齢者や、免疫抑制剤を使っている人などは3回目接種が必要になる可能性があります」
【Q3】どれくらい期間を空けて打てばいい?
最近では、ワクチンを4回接種した80代男性や、無断で3回目を接種した看護師が話題だが……。松井准教授が語る。
「3回目接種は抗体価が下がった状態で行わなければ無意味。一般的に抗体価が下がるといわれる6〜8カ月で3回目の接種をするのが有効でしょう」
【Q4】3回目の副反応はどのくらい?
副反応が出やすいとされる2回目の接種では、発熱や倦怠感に苦しんだ人も少なくない。
「イスラエルでは、ファイザー製のワクチンを3回接種した人の88%が2回目と比較して副反応は『同程度』か『軽い』と答えています。3回目接種の免疫反応の強さは2回目と同じくらいなので、副反応も同程度でしょう」
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