■「“ガス抜き”にしか過ぎなかったのでしょうか」
「第3回の時、厚労省側が『異動があるから4月の開催は取りやめにしてほしい』と言いました。5月に開催しようという運びとなり、25日に開催することも決定しました。ただ、あちらが『正式に問題がないか、ほうぼうに確認するので時間が欲しい』と。それで待ち続けたのですが、返事が来ないんですね。
ゴールデンウィークが明けても連絡がないので、流石にこちらが連絡すると『25日で問題ないです』と言われました。正直、『マナーとしてどうなんだろう』と思いました」
さらに、中西さんには“ショックなこと”があったという。
「日程が正式に決まったものの、『特段話すことはないんですけど……』と言われんです。『いやいや!』と思いました。話すことがたくさんあるから、意見交換会をしてきたのに」
このやり取りがキッカケで、「第4回はメディアを入れて開催する」と中西さんは決意したという。
「もともと『メディアを入れても問題ない』と厚労省に言われていたんです。『特段話すことはない』なんて誠実さが感じられない。ですから、このタイミングでメディアを入れようと。そう伝えたところ、延期のお願いです。
厚労省がドタキャンって……。唖然としました。『直前の連絡で申し訳ないです。納得していただけないのは、承知しています』と言われました。また日程の再調整に合わせて、質問を書面であらかじめ用意してほしいとも言われました」
中西さんは、厚労省と機構に対して不信感を強めている。
「国会でも注目されるなか、今回はメディアも参加します。『今までと違って適当なことは言えない』と思い、いったん中止にしたかったのかもと考えてしまいます。
でもね、私たちはこれまでも本気で取り組んできましたよ。忙しい合間を縫って、要望が伝わるよう意見交換会を開いてきたつもりでした。あちらからすると単なる“ガス抜き”にしか過ぎなかったのでしょうか。やりきれない思いです」