9月25日に行われた格闘技イベント「超RIZIN」。プロボクシング元世界5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(45)が朝倉未来(30)に勝利し、圧倒的強さを見せつけた。しかし、メインイベント直前の花束贈呈式で物議を醸す出来事が。
羽織はかま姿で花束を抱え、リング上に登場したのは政治団体「ごぼうの党」の奥野卓志代表(48)。メイウェザーに花束を手渡すものと思いきや、メイウェザーの真正面でバサッと花束を投げ捨てたのだ。だが、メイウェザーは動じることなく、グローブをはめた両手で花束を拾い上げセコンドに渡した。
しかし、奥野氏の“暴挙”とも言える行為に批判が殺到。
総合格闘家で朝倉未来の実弟でもある朝倉海(28)はTwitterで《花束捨てたのはやめてほしかった、、》と呟き、プロボクサーの井上尚弥(29)も《エキシどうこうではなく 捨てられた花束を拾ったメイウェザーがカッコよ過ぎた…。俺なら確実に拾わん。。メイウェザーに謝罪したい気持ちになったのは俺だけじゃないはず、、》とツイートするなど“総スカン”状態に。
試合終了後、RIZINの榊原信行CEO(58)はリング上で「冒頭に本当に情けない恥ずかしい行為を働いた人間がいます。我々もあの、リングの中は本当に神聖な場所だし、命をかけて戦う選手たちにどちらを応援する、どちらのファンだとか関係なく、礼節をもって対応するべきだとそう思っています」と怒りを滲ませた。
続けて、「本当に品性下劣な男をリングにあげたことを、この場を借りてお詫びしたいと思います。すみませんでした」と謝罪し、「本当に悔しいです。(中略)残念なことに世界中で流れてるんで、日本人の恥をさらすことになったことを、本当に悔しいし、今後こういうことが起きないように全力でやります。許してください。すいません!」と深々と頭を下げた。
「この花束贈呈は、オークション方式で販売された4枚限定のプレミアムNFTデジタルチケットの最高額落札者への副賞で、最高額の420万円で落札したのが奥野氏だったのです。チケットの販売会社は、花束贈呈において事前に『細かいレギュレーションの取り決めを充分に行わなかった』と謝罪文を発表しています。とはいえ、プレミアムチケットの購入者があのような非礼な行動に出るとは、誰しも想像できなかったでしょう」(イベント関係者)
26日に公開された「東スポWEB」の記事で、奥野氏はメイウェザーに花束を投げ捨てた理由を告白。18年の大みそかに行われた那須川天心(24)との対戦前に体重計に乗らなかったなど、メイウェザーに対する不満を挙げて「非礼には非礼、無礼には無礼でやっただけ」などと語っている。