■罰則を伴う男女候補者均等法を作って、選挙をやってみたらいい
女性が政治に関わろうとするとき、自民党主導の現状のままでは実現も困難であろう。ここは具体的に女性候補者や女性議員を増やす制度の整備が必要ではないか。
「’18年に政治分野における男女共同参画推進法が施行されましたが、あくまで理念法であり、候補者を均等にしようという努力義務で罰則もないんです。私が提唱しているのは、1回目は議員立法でもいいから罰則を伴う候補者均等法を作って、選挙をやってみたらいいと思うんです。男女の候補者を同数にしてほしいというのは、せめてスタート地点では同じ条件で立たせてね、ということ。
ただね、これを言うと、意外にベテランの女性議員たちから、
「安藤さん。能力次第なんだから、女性、男性にこだわることはないのよ」と、反対の声が出たり。彼女たちは、実力で男性のなかでたたき上げてきた実績があるからですね。対して若い世代は、「やってみよう、やってみないとわからないですよね」の人も多い。だから、できれば自民党を中心に超党派の若い女性議員たちが声を上げて、選挙の制度から変えていくことに、私は大いに期待しています」
関連カテゴリー: