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杉田水脈議員(55)が10月26日、総務大臣政務官就任後初めて国会で答弁した。しかし、その発言内容が物議を醸している。

 

今年8月、内閣改造によって政務官に就任した杉田政務官。いっぽうTwitterでジャーナリストの伊藤詩織氏を中傷する投稿に“いいね”していたため、現在伊藤氏から損害賠償を求められている。10月20日の控訴審では、東京高裁が「限度を超えた侮辱行為で不法行為に当たる」として杉田政務官に55万円の賠償を命じた。

 

そんななか26日の「政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会(倫選特)」で、立憲民主党の源馬謙太郎議員(49)は「(“いいね”したことで)伊藤さんがどういう気持ちを受けるか想像できなかったんですか」と尋ねた。ところが杉田政務官は「係争中でございますので、答弁を差し控えさせていただきたい」と返答。

 

そこで源馬議員は「#NoHeartNoSNSはご存じですか?」と質問した。この#NoHeartNoSNSは、総務省が取り組んでいるSNSの誹謗中傷対策キャンペーンだが、杉田政務官は「存じ上げません」と回答した。

 

そのため源馬議員が#NoHeartNoSNSの趣旨を説明し、「総務省が行っている取り組みですよ。政務官ですよね?」と指摘するも、「その質問は通告をいただいておりませんので」とコメント。すると場内では反発する声が上がり、会が中断する事態となった。

 

また杉田政務官は’16年8月に《統一教会の信者の方にご支援、ご協力いただくのは何の問題もない》とTwitterに投稿していたことも問題視されているため倫選特では、この投稿についても言及されることに。

 

しかし「支援を受けるのは、今でも問題ないと思っていらっしゃいますか」と源馬議員が尋ねたものの、杉田政務官は「見解の表明は差し控える」と返答。

 

続く質問に対しても、「私を支援してくださっている方々がどういう方々であるか、ということを調べることは難しいという意味で書かせていただいた内容であることをご理解いただきたいと思います」と投稿の意図を釈明した。すると源馬議員は思わず「そんなことは誰も読み取れないですね。論理が破綻しています」と呆れるように述べた。

 

「支援者がどういう人たちであるかを調べるのは難しい」という杉田政務官。いっぽう本誌が8月に取材した際、杉田政務官の担当者は「ちなみに御社は統一教会と関係はないんですか?」と切り出し、「『統一教会と関係のあるメディアからは取材を受けるな』と言われているので、こちらも安心して答えるわけにはいかないので。“関係ない”ということを証明していただかないと」と突き付けていたが――。

 

現在、ネットでは“知らぬ存ぜぬ”スタンスを貫く杉田政務官の答弁が「ひどすぎる」と物議を醸している。そしてTwitterでは、怒りの声がこう相次いでいる。

 

《杉田水脈の国会答弁があまりに酷く、ネット中継流すの止めました。政務官はもとより、議員の資格も資質もなし》
《政務官の資格なし、辞めさせるべき》
《総務政務官の資格なし。総務省の対策を知らないと言って憚らないとは》
《どう見ても杉田水脈は議員の資格や資質がない》

出典元:

WEB女性自身

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