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政界を大きく揺るがす自民党最大派閥・安倍派(清和政策研究会)の“裏金疑惑”。塩谷立座長(73)や萩生田光一政調会長(60)、西村康稔経済産業相(61)だけでなく、松野博一官房長官(61)、高木毅国対委員長(67)、世耕弘成参院幹事長(61)にも1,000万円超のキックバック疑惑が取り沙汰されている。

 

「年1回開催される政治資金パーティーでは、所属議員にパーティー券の販売ノルマが設定されていたといいます。政治資金規正法では同じ人や団体から1回20万円超の支払いを受けた場合、収支報告書に記載することを義務付けています。しかしノルマを超えた分の収入を記載せず、パーティー券を販売した議員にキックバックさせていた疑いが浮上。安倍派では’18~’22年にかけて、1億円超が“裏金”になっていたと見られています」(全国紙記者)

 

“裏金疑惑”の余波は拡大する一方で、元五輪相の橋本聖子参院議員(59)にも過去5年間で1,000万円超のキックバックを受けながら収支報告書に記載しなかった疑いが。さらに大野泰正参院議員(64)が5,000万円超、池田佳隆衆院議員(57)と谷川弥一衆院議員(82)が4,000万円超のキックバックを受け、収支報告書に記載しなかった疑いも報じられた。

 

だがいっぽうで、現在までに“当事者”による説明はなされていない。松野氏は疑惑に対する答弁を避けており、橋本氏も「しかるべきときに説明責任を果たしていきたい」と述べるにとどまっていた。

 

そんななか、渦中にある谷川氏の“逆ギレ”が世間の反感を買っている。

 

12月10日夕方、長崎市で報道陣の取材に応じた谷川氏。“4,000万円超キックバック”の報道について事実関係の説明を求められると、「読み上げますよ」と持参したコメントに目を通してこう述べた。

 

「清和政策研究会のパーティー券の問題について、刑事告発を受けている案件でもあり、事実関係を慎重に調査・確認をして、適切に対応して参りたい。今後、事態が進展し、問題点や課題が明らかになってくれば、再発防止の取り組みなどを進めていく必要があると考えている」

 

その後、報道陣から「(パーティー券の)販売ノルマはどのくらいだったか?」「これからの議員活動については?」と追及されると、谷川氏は「だから今言った通りって言っているでしょ」「なんで同じこと、何回も言うの」などとヒートアップ。

 

さらに別の記者から「会派の中でそのようなことがあった?」と問われると、不機嫌な態度でこう言い放ったのだった。

 

「まあいいから、その通りって。何を言ってもその通りって。頭悪いね。言っているじゃないの。質問してもこれ以上、今日言いませんと言っているじゃない。わからない?」

 

事実上“ノーコメント”を貫いただけでなく、記者に対して「頭悪い」と強い言葉で非難した谷川氏。ネット上では説明不足を棚に上げる谷川氏に、厳しい声が相次いでいる。

 

《自分がキックバックを受けたか受けてないのか そんな事実関係も答えられないって 頭悪いんはどっちやねん》

《尋ねられていることにロクに答えずに、パワハラで相手を侮辱しているのは問題だ。こんな品性下劣な議員が税金から巨額の収入を得ているのは腹立たしい》

《聞かれた質問に答えろよ! 裏金を貰ったんですか?貰っていないのですか?あなたの言っていることは回答になっていません。どっちなのですか?》

《疑惑を持たれた議員が人の事を「頭悪いね」と言う。お前が言う?と返してやればよい。まあ、ヤケクソ感が滲み出てるけどね。もう終わりだろうし》

出典元:

WEB女性自身

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