本好きにもほどがある!
自由民主党の二階俊博元幹事長(84)の衝撃的な政治資金の使い道が明らかになった。
今国会で追及されている自民党の裏金問題。その追及の過程で、二階氏の資金管理団体「新政経研究会」が3年間で約3500万円の書籍代を支出していたことが話題になっている。
ネット上では《お前ん家は図書館か!》《店丸ごと買ったんか》というツッコミが相次いでいるが……。
日本図書館協会によると、2021年度の公立図書館の図書資料等購入費は1館あたり823万円が予算額になっているという。3500万円という金額はじつに公立図書館4館ぶんの年間の書籍購入金額となる。
さらに、全国学校図書館協議会によると、2022年度の1校あたりの図書室の書籍購入額は、小学校が46.8万円、中学校が65.7万円、高校が76.8万円。3500万円という金額は、小学校だと75校分、中学校だと53校分、高校だと46校分の図書室の年間の書籍購入金額になる。
図書館や学校の司書の人たちは、“二階図書館”の潤沢な予算をうらやましく思っているに違いない。ネット上ではこんな揶揄の声も。
《いよ!二階図書館長!》
《二階図書館 いつ開館?》
ちなみに、過去の日経新聞のインタビュー(2021年4月30日)によると、二階氏のおすすめの本は、地元・和歌山の防災事業に尽力した政治家、浜口梧陵(1820~1885年)の伝記『濱口梧陵伝』(杉村楚人著、広川町教育委員会)。販売金額は税込み1500円だという。
この本を読んだことがきっかけで、“防災や国土強靭化について強く推進するようになった”と二階氏は語っている。
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